須藤元気さん主催のジムカーナイベント・モトジムカーナが開催へ!
筆者ぐらいの年齢だと(今年38歳)、須藤元気さんといえば特別に格闘技が好きじゃなくてもその名を知っている人は多いはず。大人気のイベントK‐1での試合で活躍される姿が記憶に残っている人もいるのではないでしょうか?
近年では「WORLD ORDER」の活動を通して須藤元気さんを知ったという人もいるかもしれません。「勤勉な日本人ビジネスマンのイメージをパロディにした」というWORLD ORDERのパフォーマンスは一度見たら忘れられないインパクトがあります。
2015年からはプロデューサーとして裏方に回っていたようですが、2018年1月17日に本人のツイッターでパフォーマーに復帰することが発表されました。
個人的には、須藤さんについては格闘家としての活動とWORLD ORDERのパフォーマーとしての活動しか知らなかったのですが、その他にも英会話学校の代表、拓殖大学レスリング部監督、日本オリンピック委員会強化スタッフ、柳田流書家、唎酒師、ソムリエ、スキューバダイビングのプロと信じられないほどマルチに活動していらっしゃいます。
ジムカーナってそもそもなに?
その須藤元気さんが、今度はジムカーナのイベントを主催されるそうです。ジムカーナってなんぞや?という方に簡単に説明すると、舗装されている道路にパイロンなどを設置してコースを作りゴールまでのタイムを競う競技です。
サーキットの走行とは違い、大きな駐車場などにコースが作られることが多く、須藤さんのイベントも大磯ロングビーチの駐車場で行われるそう。サーキットに比べるとストレートが少なく、細かなターンが続くレイアウトになっていることが多いため、速度域は低速から中速程度になります。
公道では絶対に出すことはできないスピード域で走行するサーキット走行と違い、速度域が低いので転倒時の怪我や車両の破損のリスクが低いのが特徴で、参加にあたってライセンスなどが必要なく、また装備もサーキット走行に比べると簡素で構わないので、比較的気軽に参加できるレースイベントといえます。
須藤さんがジムカーナの大会主催にいたった経緯とは?
数々のお仕事をこなす須藤さんですが、イベントの主催協力をしているモーターマガジン社のインタビューによると、プロライダーになるべくサーキット走行を繰り返した結果、怪我をしてしまったことがあったのだとか。仕事にも支障が出てしまい、事務所から「走行NG」が出てしまったそう。
それでもバイクに乗り続けたくて色々と調べているうちにジムカーナの存在を知り、どんどんのめり込んでいき、ジムカーナの魅力、オートバイの魅力を世の中に伝えたいと考えるようになったそうです。
今回、須藤さんとともにジムカーナを主催するのはオートバイ用品店のナップスとなっています。須藤さんがナップスの社長と仕事で一緒になった際に「ジムカーナのイベントを主催したい」と打ち明けたことから今回の開催に繋がったそうです。
お祭り的な要素が加わることで見る人も楽しめるイベントに
格闘家時代も入場の演出などで観客を楽しませていた須藤さん。WORLD ORDERのパフォーマンスも、見る人を引き込む魅力があります。そんな須藤さんがプロデュースするだけあり、「モトジムカーナ」も足を運んだ人が楽しめるイベントとなりそうです。
一般的なジムカーナのイベントは広い駐車場にコースを作り、タイムを競いあう形で行われます。しかし、「モトジムカーナ」は同じコースを2つ用意して、二者が同時にスタートして競う「一騎打ち型式」で行うそう。対戦相手がいて、勝つたびに上位になっていくという方式は、まるで格闘技の大会みたいですね。
更にメーカーのブース出展、ニューモデルの試乗、元レーサーの原田哲也さん、元SKE48の梅本まどかさんのトークショー、カスタム車両の展示、飲食ケータリングエリアの設置など、レースに参加しなくても楽しめるイベントも開催予定。
個人的な見解ですが、二輪業界には「スター」と言える人がいないように思います。須藤さんのような方が二輪業界に参入してくれば注目が集まるかもしれません。二輪業界に関わる者としては期待値の高いイベントです。
「イベント概要」
- 開催地 大磯ロングビーチ 第一駐車場
- 神奈川県中郡大磯町国府本郷546
- 開催日 :4月8日
- ジムカーナ競技
- 試乗会
- メーカー出展ブース
- トークショー
「競技概要」
- 参加受付:2月15日〜3月11日
- 参加費 :5,000円
- 定員 :70名
- 参加条件:20歳以上のオートバイの免許を持ち、自分のオートバイを用意できること
その他情報は随時公式ウェブサイトで公開の予定