新型ボルボXC40、BMW X1、アウディQ3などがライバル
ジャガー初のSUV「F-PACE」に続き、コンパクト・パフォーマンスSUVを謳う「E-PACE」が日本に上陸、2月22日より受注を開始した。
全長4410×全幅1900×全高1650mmというサイズは、全長4455×全幅1820×全高1610mmのBMW X1よりも45mm短く、80mmもワイド。さらに、アウディQ3の全長4400×全幅1830×全高1595mmと比べても全長はほぼ同じだが、全幅は70mmも広くなっている。
全長4.4m台のSUVでは、新型ボルボXC40も日本で導入限定車の先行予約がすでに開始されていて(発売は2018年3月の予定)、輸入SUVだけでなく、トヨタC-HRやジュネーブモーターショーでまもなく披露されるレクサスUXなどの日本勢も注力しているクラスだ。なお、ランドローバーのディスカバリー・スポーツなどと同じ「D8」と呼ばれるプラットフォームが使われている。
このクラスでは異例といえるワイドなスタンスは、兄貴分のF-PACEと同様、ロングホイールベース&ショートオーバーハングというスポーティなフォルムが特徴でもある。
さらに、E-PACEは、ジャガーらしくスポーツカーのようなドライビングパフォーマンスと、SUVならではの広々とした室内空間と実用性を備えているという。
2種類のガソリンと1種類のディーゼルエンジンを用意
エンジン・ラインナップは3つ。すべて自社開発の「INGENIUM(インジニウム)」と呼ばれるエンジンで、2種類のガソリンエンジン(最高出力183kW/249ps、221kW/300ps)と1種類のディーゼルエンジン(最高出力132kW/180PS)が設定され、ディスカバリー・スポーツやレンジローバー・イヴォークなどと同じように9速AT(ジャガーでは初)が組み合わされている。
グレード数は、最近のジャガー・ランドローバーの例のとおり非常に豊富で、2018年モデルのみ設定される限定車の「FIRST EDITION」を含めて全24グレード展開となっている。
世界中で巻き起こっているSUV旋風に対してジャガーもF-PACE、そして今回のE-PACEを送り出し、さらに2019年にはジャガー初のEVであるI-PACEもSUVとして登場する。今後もSUVが新車マーケットの話題をさらいそうだ。
※写真はすべて欧州仕様