2016年まで3年連続SUVナンバー1を記録
ホンダ・ヴェゼルは、コンパクトとミドルサイズSUVの中間的といえるサイズで、比較的コンパクトでありながら、同社自慢の「センタータンクレイアウト」などにより、広々したキャビンやラゲッジルームを備えている。
ヴェゼルは、2017年は新鋭トヨタ・C-HRにトップの座を譲ったものの、2014年から3年連続でSUVの新車販売台数ナンバー1の座を維持。2013年12月の発売以来、2018年1月までに累計31万1000台を記録している。
2月16日から発売されるホンダ・ヴェゼルのマイナーチェンジモデルでは、内・外装のデザインをブラッシュアップするとともに、ハイブリッド仕様の「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD」のチューニングを見直すことで、さらにスムーズな加速感を得るなど、走りにも手が加えられている。
先進安全装備「ホンダ センシング」を原則標準化
最近注目を集めている安全面では、「Honda SENSING(ホンダ センシング)」と呼ばれる先進安全装備を全車に標準装備。ただし、こうした価格アップにつながる先進安全装備は不要という声も一部ユーザーから各メーカーに寄せられるそうで、ヴェゼルも未設定車を用意している。
「ホンダ センシング」は、ミリ波レーダーと単眼カメラが車両前方を監視し、ブレーキ、ステアリングの協調制御により、自動ブレーキ、誤発進抑制機能などの衝突回避支援機能を搭載。
さらに、ドライバーを支援するステアリング制御やアダプティブクルーズコントロールなどを用意することで、高速道路などでのロングドライブの負担を軽減するとしている。
ほかにも、ガソリン車の燃費向上や4WDシステムの制御を見直すことで走りを強化するなど、ビッグマイナーチェンジといえるだろう。
ライバルのC-HRは、プリウスSUVといえる存在で非常に手強い。さらに、次期ヴェゼルも気になる中、今回のマイナーチェンジによりどこまで販売台数を伸ばせるか注目が集まりそうだ。