人気の新型CX-8と同じ2.2LディーゼルをCX-5にも搭載
マツダのミドルサイズSUVのCX-5がマイナーチェンジを受け、3月8日から発売される。近年同社は、「SKYACTIV(スカイアクティブ)」と呼ばれる次世代技術の呼称を使い、パワートレーンをはじめ、ボディやシャーシにそれぞれ「スカイアクティブ」を冠している。
その名を広く知らしめたのがクリーンディーゼルを中心としたエンジンで、「魂動デザイン」と呼ぶフィロソフィーとともに、マツダの躍進を支えてきた。
マイナーチェンジを受けたCX-5には、3列SUVの新型CX-8にも搭載されている最新版のクリーンディーゼルエンジンに加え、新技術を搭載したガソリンエンジンを搭載するなど、最新の「スカイアクティブ-エンジン」が全面的に搭載されることになる。
具体的に見ていくと、2.2Lディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」には、「急速多段燃焼」などの技術を採用することで、実用燃費や走行性能を向上。さらに、ガソリンエンジンの2.0L「SKYACTIV-G 2.0」と2.5L「SKYACTIV-G 2.5」には、「エッジカットピストン」や「低抵抗ピストン」などと呼ばれる新技術が搭載され、実用燃費や静粛性の向上が図られているという。
装備を充実化させ使い勝手を向上
内・外装の見た目の変化はないものの、装備のアップデートが図られている。「360°ビュー・モニター」をメーカーセットオプションで用意することで、ドライバーの視界をサポート。ほかにも、「車速感応式オートドアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付)」を全車に標準装備し、利便性も向上させている。
マツダCX-5のライバルは、日産エクストレイルやトヨタ・ハリアーなどの高い実力の持ち主が多く、さらに兄貴分のCX-8の登場により、マツダSUV内での共食いの可能性も否定できない。CX-5の商品改良で販売が伸びれば、指名買いが多そうなライバルの少ないCX-8との共存が成り立ちそうだ。
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