常に新しい驚きと新しさを!一風堂スタンドがオープン
のれんのイラストも親しみやすい外観
世界的に人気を博している博多ラーメン店「一風堂」。この一風堂の新業態「一風堂スタンド」が東京・浜松町にオープンした。
これまでもインテリアにこだわっていたり、そばを提供するお店があったりと、コンセプトが面白いお店をたくさん生み出してきたが、なんと今回は日本酒×ラーメンという今までに無かった組み合わせ。ラーメンの前に美味しいおつまみと日本酒を楽しめる。
実は、この発想は一風堂ニューヨークで責任者を務めてきた島津智明さんのアイデア。海外から改めて日本酒や日本食の素晴らしさを感じた島津さんは、「海外では食事の前にお酒を楽しむウェイティングバースペースが充実している。日本でも角打という文化がある。それを一風堂でやりたかった。この立ち飲みを通して新しい出会いを楽しんでほしい」と語る。
「海外に出たからこそ日本の良さに気づいた」と語る島津さん
定番メニュー以外にも「糖質ニブンノイチ」「豆腐」メニューが登場
白丸元味(糖質ニブンノイチ麺)
一風堂の定番メニューである「白丸元味」(790円)、「赤丸新味」(850円)、「からか麺」(890円)はもちろん、時代にあった楽しいメニューも多数提供。糖質量を通常の博多細麺の半分に抑えている「糖質ニブンノイチ麺」は麺にブラン(ふすま)などを練り込むことによってサクサクした固めの食感を表現している。博多麺は元から低加水のため、糖質ニブンノイチ麺でも不思議と違和感を感じることはなくおいしくいただけた。
「糖質ニブンノイチ麺」は、「白丸元味」「赤丸新味」「からか麺」に150円プラスすれば博多細麺から変更できる。
立ち飲みスペース
他にも、麺の代わりに豆腐を入れた「白丸とんこつ百年豆腐」(720円)など、ヘルシーさを求める人もおいしい豚骨スープを楽しめそうだ。
特に欧米人などは目に見える油の量が少ない料理を好む。だからもともと油がスープと一体化している豚骨ラーメンは外国人の観光客から評価が非常に高い。醤油ラーメンなど透明度の高い端麗系スープは油がキラキラと浮いて見えるため、意外にも豚骨ラーメンのほうが好まれるというわけだ。そこにこの糖質ニブンノイチ麺や豆腐などのメニューが加われば、女性のみならず多くのインバウンド客を取り込めそうだ。
なお、「白丸とんこつ百年豆腐」をはじめとする一風堂スタンドで提供される豆腐のおつまみには、福岡・八女の老舗豆腐店「豆藤」のものが使われている。
ラーメンの前には博多の日本酒好きなら皆知っている住吉酒販セレクトの極上日本酒も楽しめる
ラーメンどんぶりの形をしたお猪口
このお店の一番のポイントはなんといっても日本酒。海外への日本酒輸出量は10年で倍増するなど注目も高まっている。福岡で人気の酒販店である住吉酒販が日本酒をセレクトしており、「住吉の日本酒ならば間違いない!」と期待が高まる。現在は「松の司(滋賀)」、「東一(佐賀)」、「新政(秋田)」、「美田(福岡)」の4種類が展開されており(各500円)、順次ラインナップを増やしていくという。どの日本酒にしようか悩んだときには是非店員さんに相談を。
日本酒に合わせたおつまみも。4種の日本酒に合わせてそれぞれのおつまみが提案される
是非、新感覚のラーメン店をこの夏体験してみてほしい。
■一風堂スタンド(一風堂 浜松町店)
オープン日:2016年7月15日(金)
場所:東京都港区浜松町1-27-6 マストライフ大門・浜松町1階
営業時間:月~木曜日および祝日11:00~23:00、
金・土・祝前日11:00~翌2:00
定休日:日曜日
予約:不可