SUBARUが新型SUV「アセント」をロサンゼルスオートショーで初公開

2017年11月28日(現地時間)、アメリカのロサンゼルスオートショーにおいて、SUBARUは新型SUV「ASCENT(アセント) 」を世界初公開した。どのような特徴があるのだろうか?

SUBARUが得意とする北米市場に専用SUVを投入

2017年11月28日(現地時間)、アメリカのロサンゼルスオートショーにおいて、新型SUV「ASCENT(アセント) 」を世界初公開したSUBARU。
 

アセント
北米市場専用を謳うアセントのボディサイズは、全長4998×1930×1819mm


大型の3列シートSUVは、北米市場において欠かせないモデルで、GMやフォード、トヨタ、日産、メルセデス・ベンツなどの主要メーカーがこぞって投入している。サイズはメーカーによってまちまちだが、複数用意できるブランドは、ミッドサイズ、フルサイズと展開している。
 

SUBARUは、トライベッカという5人乗りもしくは、3列シートの7人乗りを2014年まで販売していたが、新型アセントはさらにひと回り大型化され、3列シートまでしっかりと座れるミッドサイズSUVにまで拡大した。
 

3列目までしっかり座れる
3列目まで大人がしっかり座れるスペースを確保したという


現行インプレッサ、XVなどと同様に、新型アセントも「SUBARU GLOBAL PLATFORM」と呼ばれる最新世代のプラットフォームを採用。シート配列は、2列目がSUBARU初となるキャプテンシートである7人乗りと、2列目が3人掛けのベンチシートである8人乗りを設定している。
 

新開発の2.4L水平対向直噴ターボエンジンを搭載

注目のエンジンは、新開発となる2.4Lの4気筒水平対向直噴エンジンを搭載し、6気筒を超える動力性能(最高出力260hp/最大トルク277lb-ft)と高い燃費性能を両立しているそうだ。なお、トランスミッションは「スポーツリニアトロニック」を謳うCVTが組み合わされる。
 

また、駆動方式はSUBARU独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」で、路面などを問わず安定した走りを実現しているという。
 

シンメトリカルAWD
SUBARU自慢のシンメトリカルAWDや、ヒルディセントコントロール、「X-MODE」などの悪路走破や滑りやすい路面に対応する技術が投入されている


SUVの3列シート車は、ミニバンのような乗降性を確保するのが、ボディの構造上難しいが、アセントはサードシートでも乗り降りしやすい開口部、ステップやグリップを設け、3列目に乗り込んだ後もシートリクライニングなどにより、大人から子供まで快適に過ごせるとしている。
 

日本ではサイズ的に大きいものの、3列シートSUVは、新型マツダCX-8が登場したように一定数ニーズはあるはず。アセントは、北米市場専用SUVとしているが、日本向けにもサイズをアジャストするなどして投入されるか気になるところだ。

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