ボルボの約3割を占めるSUV「XC60」が新型モデルにスイッチ!特徴は?

ボルボの初代XC60は2008年に登場、翌2009年日本に導入された。同社のグローバル販売で約3割を占めるという基幹モデルで、日本でも人気を集めており、従来であれば販売が減るモデル末期でも売れ続けてきたという。そんなXC60が2代目にあたる新型モデルにスイッチし、16日お披露目された。どのような特徴があるのだろうか。

モデル末期でも人気を集めてきたXC60が2代目に

VOLVO
ボルボ・カー・ジャパンの木村隆之社長は、新型ボルボXC60の発表会で2019年の電動化についても触れた。2020年のボルボのピュアEVは5%以下、プラグインハイブリッドが10〜15%、マイルドハイブリッド(48V)が80〜85%で、直ちにEV専業メーカーになるわけではないと強調

ボルボの初代XC60は2008年に登場、翌2009年日本に導入された。同社のグローバル販売で約3割を占めるという基幹モデルで、日本でも人気を集めており、従来であれば販売が減るモデル末期でも売れ続けてきたという。そんなXC60が2代目にあたる新型モデルにスイッチし、16日お披露目された。
 

日本初めて衝突被害・軽減ブレーキを搭載した初代XC60

「ボルボといえば安全」というイメージを抱く人も多いだろう。3点式シートベルトをはじめ、数多くの安全装備を世界で初めて採用。日本で初めて衝突被害・軽減ブレーキ(いわゆる自動ブレーキ)搭載車を発売したのもボルボ。
 

同装備を初めて搭載したモデルが初代XC60で、赤外線を使い30km/h以下で作動する「シティ・セーフティ」を搭載。日本での認可を得るべく国土交通省に何度も足を運ぶことで認可を獲得し、現在の衝突被害・軽減ブレーキの普及の先駆けとなっている。
 

新型XC60は最新安全装備を満載するのはもちろん、衝突被害・軽減ブレーキなどでは間に合わない場合に、新たに加わったステアリングアシストが作動することで、衝突を回避する3つの新機能が搭載されている。
 

4つのパワートレーンを搭載

ディーゼルエンジン
通常、ディーゼルエンジンの方が割高になるが、ガソリンの「T5」と、ディーゼルの「D4」は同価格になっている

さて、新型XC60は、兄貴分のXC90と同様に、「SPA(SCALABLE PRODUCT ARCHITECTURE)」と呼ばれる最新世代のモジュラープラットフォームを採用。
 

2.0L直列4気筒ガソリンターボ+スーパーチャージャー+モーターのプラグインハイブリッドの「T8」を筆頭に、2.0L直列4気筒ガソリンターボ+スーパーチャージャーの「T6」、2.0L直列4気筒ガソリンターボの「T5」、2.0L直列4気筒ディーゼルターボの「D4」と4つのパワートレーンを用意している。
 

ほかにはない個性を持った内・外装

外装は、XC90に似た新世代ボルボらしい雰囲気が漂うものの、XC90よりもダイナミックに、スポーティに仕立てられている。新生ボルボらしく、スタイリッシュで質感の高さも抱かせる仕上がりだ。
 

内装は?
XC90と同イメージのXC60のインテリア。高い品質とスカンジナビアン・デザインが魅力で、スイッチ類も極限まで減らされている

最大のハイライトといえる内装は、ボルボらしくスカンジナビアン・デザインを採り入れたクールなもので、ほかのドイツや日本車などでは見られないセンスが魅力だろう。
 

ライバルは新型アウディQ5をはじめ、BMW X3、メルセデス・ベンツGLC、フォルクスワーゲン・ティグアン、ポルシェ・マカン、ジャガーF-PACEなどの欧州勢をはじめ、レクサスNXなど多士済々。そんな中でも新型ボルボXC60は、ほかにはない個性を持った内・外装と安全装備の充実などで初代よりもブレークするのは間違いない。

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