「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2017」が開幕
19日、東京体育館でバドミントンの国際大会「ダイハツ・ヨネックスジャパンオープン2017バドミントン選手権大会」が開幕しました。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)と世界バドミントン連盟(BWF)、日本バドミントン協会(NBF)は出場選手を対象にした「アンチ・ドーピング啓発ブース」を出展しました。
JADAは、国際アンチ・ドーピング強化支援事業「PLAY TRUE 2020」を展開しており、国際競技連盟、国内競技連盟と国際大会などで、アンチ・ドーピングの普及、クリーンスポーツのメッセージ発信を行っています。またBWFも2015年から、グローバル・インテグリティ(※)・キャンペーン「i am badminton」を展開しており、ドーピングや八百長、違法賭博、汚職などのスポーツの未来を脅かす問題に対して、アスリートを中心に、クリーンでフェアな「スポーツに参加する権利」を守る活動を世界的に展開しています。
※スポーツが様々な脅威により欠けるところなく、価値ある高潔な状態
クイズで知識を深め、動画メッセージでPR
JADA、BWF、NBFはそれぞれが展開しているキャンペーンの方向性が重なることから、国内外のトップ選手が多数出場するダイハツ・ヨネックスジャパンオープンにおける「アンチ・ドーピング啓発ブース」の設置が実現しました。ブースは選手が公式練習を行う18、19日に設置され、練習を終えた国内外の選手やスタッフが訪れ、タブレットを使って「アンチ・ドーピングクイズ」(制作:世界アンチ・ドーピング機構)を解いて、ドーピングに関する知識を深めました。
また、JADAでは今後、未来のアスリートやスポーツを観戦する側に向けてアンチ・ドーピングの重要性を訴える動画メッセージや写真をSNSなどで発信していく予定。18、19日のブースでは、アスリートが「クリーンなスポーツにコミットしている」ということを伝える動画や写真の撮影も行われ、リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した高橋礼華選手や松友美佐紀選手、女子シングルスで銅メダルとなった奥原希美選手らが参加ました。
「スポーツにおけるインテグリティ」を目指す
ドーピングを疑うニュースは残念ながら後を絶たない状況にあります。日本は2020年の東京五輪・パラ五輪のホスト国として大会を無事に開催することが求められていますが、競技場などの整備といったハード面だけでなく、クリーンな大会にするためのソフト面の準備も必要です。JADAでは今後も、スポーツにおけるインテグリティを目指し、クリーンなスポーツを作るための機会、プログラムを創出していくとしています。