ハノイとダナンに同時就航、片道8,800円から
ジェットスターが9月1日と2日、大阪(関西)=ベトナム(ハノイ)、大阪(関西)=ベトナム(ダナン)の路線を相次いで新規就航した。LCC(格安航空会社)として、日本とベトナムを結ぶ初めての直行便。ベトナム・ホーチミンを拠点とするジェットスター・パシフィックがそれぞれ週4便で運航する。使用機材はフランス・エアバス社のA320型機(180席)。
大阪(関西)=ベトナム(ハノイ・ダナン)の運賃は、片道8,800円から。ベトナムに在留する日本人が16,000人を突破したことに加え、ベトナムを訪れる日本人観光客も年々増加し、在日ベトナム人も現在約20万人いると言われる。今後、LCCによる低運賃で行き来できるようになると、観光やビジネス、帰省などあらゆる面で利用客の増加が見込まれている。
日本とベトナム両国の行き来が増えることを期待
9月1日の夜、大阪の関西国際空港で就航記念イベントが行われた。ジェットスターのチェックインカウンターには多くの利用客が並び、ジェットスター・ジャパンのマスコットキャラクター「ジェッ太」やベトナムの民族衣装のアオザイを来た女性スタッフらが、初便の搭乗客に就航記念グッズを手渡した。
ジェットスター・パシフィックのグエン・クオック・フォンCEOは、初便の出発に先立って囲み取材に応じ、「初便はほぼ満席で良い感触、ポジティブな傾向だ。今は日本人の利用者が約7割と多めで、早い段階でベトナム人と半々になるよう、お互いに旅がしやすい、利用しやすいようにしたい」などといい、日本とベトナムの両国間における交流がよりさかんになることを期待していると語っていた。
女子旅でも人気のベトナム、LCCで周遊旅行もおすすめ
大阪(関西)発ベトナム(ハノイ)行きの初便は、ほぼ満席の176名の乗客を乗せ、22時37分に出発。翌2日には、大阪(関西)発ベトナム(ダナン)行きも出発した。
日本とベトナムを結ぶ路線は現在、ベトナム航空をはじめ、日系航空会社も就航する。大阪(関西)からはベトナムのハノイとホーチミンにベトナム航空の路線が既にある中、そのベトナム航空を親会社に持つLCCのジェットスター・パシフィックがハノイ、そして新たにダナンに直行便を就航したことにより、両国間の行き来がさらに便利になった。
そして、片道8,800円からという運賃も魅力的。ベトナムは女子旅としての人気も上がっており、LCCを利用して行きはハノイ、帰りはダナンという周遊旅行もしやすくなった。特に近年、アジアから近い関西国際空港ではLCCの新規就航が相次いでおり、アジアの玄関口という役割をしっかり果たしつつある。
【運航スケジュール】
- 大阪(関西)-ベトナム(ハノイ):22時15分発/0時40分着(翌日) 月・水・金・日
- ベトナム(ハノイ)-大阪(関西):1時45分発/8時45分着 月・火・木・土
- 大阪(関西)-ベトナム(ダナン):9時15分発/12時着 月・火・木・土
- ベトナム(ダナン)-大阪(関西):14時30分発/21時15分着 月・水・金・日
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