放送開始50年を迎えた『ウルトラセブン』を振り返る展示イベント
1967年のテレビ放送開始以来、世代を超えて絶大な人気を誇る『ウルトラセブン』。その魅力に迫る展示イベント『ウルトラセブン放送開始50年記念~モロボシ・ダンの名をかりて~』が横浜タカシマヤ(横浜市西区)で2017年8月16日から始まった。
名シーンを再現した巨大ジオラマ、宇宙人や怪獣、ウルトラ警備隊のメカニックなどが展示されており、主人公であるモロボシ・ダンが地球で生きた様子を追体験しながら、ドラマの魅力を感じられる構成となっている。横浜タカシマヤギャラリー(8階)にて、会期は8月28日まで。(写真はすべて記者内覧会にて撮影、通常時は撮影禁止<一部撮影可>©円谷プロ)
印象に残っているのは「メトロン星人」と「エレキング」
初日となった16日、主人公のモロボシ・ダンを演じた俳優の森次晃嗣さんが来場し、記者会見に応じた。「印象に残っている星人は?」と伺うと、ファンの間で“神回”として挙げられる第8話『狙われた街』に登場した「メトロン星人」と即答。ダンとメトロン星人がちゃぶ台をはさんで語り合うシーンは、川崎市内のアパートの一室で撮影されたという。「現場では『何なんだ? このシーンは』と思いました。まさかそれが皆さんの心に残る名シーンになるとは……」と当時を振り返った。
もうひとつ印象に残っている怪獣として「エレキング」を挙げた森次さん。実は撮影のスタートは第1話ではなく、第3話『湖の秘密』から始まったそうで、「一番最初に遭遇した怪獣だったのでよく覚えています」と語った。
また、今年1月から、テレビ神奈川(tvk)で『ウルトラセブン』が再放送(毎週日曜日22:30~)されていることについて、「『デュワ!』『ダァー!』などウルトラセブンが発するのは私の声なんです。半日かけてアフレコしたことを思い出します。懐かしくて観ている方も多いと思いますが、一層若いファンも増えるはず。ぜひ最終回までご覧ください」と、コメントした。
記憶に残る名シーンを再現した、圧巻のジオラマ展示
展示は8部構成となっている。エントランス前では、ウルトラセブンが地球に飛来する様子を再現。ウルトラ警備隊の秘密基地やメカが紹介されているほか、アンヌ隊員の視点から宇宙人や怪獣たちを攻略法を解き明かす「姿なき挑戦者~アンヌが語る宇宙人の策略~」、ウルトラマンレオなど「セブン」以外のウルトラシリーズに登場する「その後のモロボシ・ダン」にも触れている。
最大の見どころは、数々のジオラマ展示。冒頭で紹介した第8話「狙われた街」の夕日の決闘シーンを再現したほか、「盗まれたウルトラアイ」や「ウルトラ警備隊西へ」「ノンマルトの使者」などの名シーンがジオラマで蘇る。最終回ジオラマ再現「史上最大の侵略」では、大画面での映像も見ることができる。
ファン垂涎のグッズがそろう「ウルトラショップ」開設
展示会場を出たところにある「ウルトラショップ」には、公式ブック、クリアファイル、小皿、名言Tシャツなど同イベント限定販売グッズをはじめ、ウルトラ関連グッズがそろう。また、1階特設会場には円谷プロダクションとフィールズが共同で展開するコンセプチュアル・ライセンスブランド「A MAN of ULTRA」のポップアップ・ショップが2週間限定(8月29日まで)でオープンしている。
©円谷プロ
同イベントに関連する「開催記念トークショー」「ウルトラヒーロー握手&撮影会」「スタンプラリー」なども行われる。くわしくは同イベント公式サイトにて。
- ウルトラセブン放送開始50 年記念~モロボシ・ダンの名をかりて~
期間:2017年8月16日(水)~8月28日(月)
場所:横浜タカシマヤギャラリー(8階)
入場時間:10:00~19:30(20:00閉場) ※最終日は17:30まで(18:00閉場)
入場料:一般800 円、大学・高校生600 円、中学生以下無料
URL:ウルトラセブン展
URL:横浜タカシマヤ