四国、中国、近畿、東海、関東甲信で梅雨明け!
気象庁によると、四国、中国、近畿、東海、関東甲信で7月19日ごろ、梅雨が明けたと発表しました。
四国は平年より1日遅く、中国、近畿、東海、関東甲信は平年より2日早い梅雨明けとなっています。また、四国、中国、近畿は昨年より1日遅く、東海は9日早い、関東甲信は2日早い梅雨明けといいます。
なお、まだ梅雨明けが発表されていないのは九州北部、北陸、東北です。
1951年以降で最長だった梅雨は?
ちなみに、気象庁が発表している「1951年以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値)」よると、関東で梅雨が最長だった年は1963年。この年は梅雨入りが最も早い5月6日で、7月24日に梅雨明けしています。一方、梅雨明けが最も遅かったのは1982年の8月4日(梅雨入りは6月17日)。また梅雨明けの時期がはっきりしなかったため、特定されてない年もあり、これは1993年(梅雨入りは5月30日)です。
梅雨明けシーズンにはジメジメとした梅雨の間にできなかったことをやると同時に、真夏に向けて準備することや注意しておきたいことがいくつかあります。All Aboutの記事の中からピックアップしました。
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1. カビやバクテリアが活発に…ファブリックのケアを
家事と掃除に詳しい藤原千秋さんは、All Aboutの『梅雨明けのカビ・悪臭一掃大作戦!』で、梅雨明けから真夏にかけてはカビや悪臭の原因となるバクテリアが活発になるシーズンなのだと説明しています。そのうえで、真夏の住まいに漂う異臭の原因となりがちなカーテンや寝具など「ファブリック全般」のケアをおすすめしています。
2. 真夏にかけて熱中症に要注意。水分補給を忘れずに
梅雨明け前後から真夏にかけて特に注意したいのは熱中症です。医師の今村甲彦さんは『熱射病との違いは?熱中症の目安がわかるガイドライン』で、熱中症は梅雨明け前後7月中旬から8月上旬にかけてピークを迎え、発症時期は12時や15時前後の日中が最も多いとされているそうです。予防のためにこまめに水分補給するなど、さらなる注意が必要なシーズンになったことをお忘れなきように。
3.暑中見舞いを出すのも梅雨明けから!
「暑中見舞い」を出す時期も梅雨明けシーズンです。和文化研究家の三浦康子さんが『「暑中見舞い」の基礎知識、由来と出す時期』で説明しており、「(暑中見舞いを出すのは)小暑~立秋前まで、あるいは夏の土用とされていますが、梅雨の最中では的外れとなってしまうため、「暑中見舞い」は梅雨明け後から立秋までに出しましょう」と述べています。ご無沙汰している友人やお世話になった方に、今年こそ暑中見舞いを送ってみてはいかがでしょうか?
4.星空観察に適した季節に
「宇宙・天体ガイド」の景山えりかさんは『旬の星座を楽しむ【夏の星座】』で、梅雨が明けると「星空観察シーズン」だとしています。夏休みに、旅先や帰省先で星空を楽しんでみるのもおすすめです。