7月11日、日本上陸を果たしたブランニューモデル
タフな悪路走破性を身上としながらも、英国王室御用達のゴージャスな雰囲気をまとうレンジローバー。7月11日、日本上陸を果たしたブランニューモデルのレンジローバー・ヴェラールとはどんなモデルだろうか?
レンジローバー(ランドローバー)といえば、SUV専業メーカーで、道を選ばないオフロード性能のみならず、近年はオンロードでの快適性も備え、「SUVのロールスロイス」と表現されるレンジローバーを筆頭に、レンジローバー・スポーツ、スタイリッシュなレンジローバー・イヴォークを用意してきた。
レンジローバー・スポーツの単なる弟分ではない
今回加わったレンジローバー・ヴェラールは、レンジローバー・スポーツとコンパクトなイヴォークの間を埋めるモデル。プラットフォーム(車体)は、ジャガーXE、XF、F-PACE系と共通で、エンジン縦置きのAWDとなる。
しかし、レンジローバー・スポーツの単なる弟分ではない。また、デザインの革新性は、センセーショナルなデビューを果たした末弟のイヴォークには及ばないものの、「引き算の美学」を掲げた外観は非常にスタイリッシュかつ未来的だ。内装もレンジローバー(ランドローバー)ブランドで最新となるデザインやインターフェースが用意されている。
つまり、内・外装のデザインはレンジローバー・ブランドで下から2番目でありながらも最新のそれが与えられていることになる。
エンジンも同様。日本のレンジローバー(ランドローバー)初の「インジニウム」と呼ばれる2.0L直列4気筒の新世代ガソリンターボを用意(250ps/365Nm版と300ps/400Nm版の2種類)。
さらに、同じく2.0L直列4気筒の「インジニウム」ディーゼルエンジン(180ps/430Nm)、3.0L V6スーパーチャージャーガソリン(380ps/450Nm)という、計4つのエンジンを設定するという力の入れようだ。
ポルシェ・カイエンやBMW X5などがライバルに?
日本では、ポルシェ・カイエンやBMW X5、メルセデス・ベンツGLE、アウディQ5あたりがライバルになりそう。得意とするオフロード性能だけでなく、都市型SUVに求められるデザインセンスもライバルを上回るほどのインパクトがあり、厳しい競争下でも存在感を発揮しそうだ。