真田広之さん、菊地凛子さん、三池崇史さんが新会員候補に

真田広之、菊地凛子、三池崇史
 左から、真田広之さん、菊地凛子さん、三池崇史さん(Shutterstock.com)

アメリカの映画芸術科学アカデミーは28日、日本の俳優の真田広之さん、菊地凛子さん、映画監督の三池崇史さんらを含む57カ国の774人を新規会員の候補にすると発表しました。本人が辞退するなどしない限り、今秋から会員として登録されると報じられています。
 

参照:米アカデミー会員に真田さん候補 女優の菊地さん、監督三池さんも


映画誌の編集者だったライターの斎藤香氏は『世界の映画賞から見るアカデミー賞の行方』でアカデミー賞や映画芸術科学アカデミー会員について解説しています。
 

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アカデミー賞とは

アカデミー賞は、アメリカの映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が最優秀映画作品や俳優、監督などを選んで与える賞のことです。授与されるオスカー像から、オスカーとも呼ばれています。
 

斎藤氏によると、アカデミー賞の対象となるのは、授賞式が行われる前の年の1年間にアメリカ国内の特定地域で公開された作品だといいます。映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の会員は無記名で投票し、各部門一番多く票を獲得した映画や人が受賞となるのです。
 

映画芸術科学アカデミー会員とは

映画芸術科学アカデミー会員というのは、映画業界人のプロフェッショナルによって構成されていて、プロデューサー、監督、俳優、撮影監督など映画製作に関わっている人々が6000人あまり所属していると斎藤氏は説明しています。
 

日本人で会員としてアカデミー賞の投票権があるのは、俳優の渡辺謙、衣装デザイナーのワダエミの2名です。
 

「故・黒澤明監督、故・勅使河原宏監督も会員として名前があります。同会員に推薦されないと会員にはなれないようです。ちなみに宮崎駿監督は推薦を受けたそうですが『創作に専念したい』と辞退したとか」(斎藤氏)
 

ゴールデン・グローブ賞との違い

なお、似たような賞にゴールデン・グローブ賞があります。ゴールデン・グローブ賞は、ハリウッド外国人映画記者協会(Hollywood Foreign Press Association, HFPA)の会員が、アメリカ合衆国における映画とテレビドラマに与える賞で、いわゆる同業者が選ぶアカデミー賞とは大きく違います。また、ゴールデン・グローブ賞は、映画部門とテレビ部門があり、映画もドラマとミュージカル/コメディ部門に分かれている点でもアカデミー賞とは違います。
 

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