旭化成がEVベンチャーであるGLMとタッグを組む

AKXY
旭化成のコンセプトカー「AKXY(アクシー)」は、全長4685×全幅1813×全高1526mm

 

5月17日、旭化成がEVコンセプトカーの「AKXY(アクシー)」を初公開した。5月24日から26日まで横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2017」に先立ちプレスに向けて披露されたもので、旭化成の車載システムや技術が数多く搭載されている。
 

クルマには「軽量化」が求められている

クルマに求められる軽量化は、燃費向上が最大の目的だ。ほかにも、クルマの走りである運動(動力)性能のアップにも大きく貢献する。軽さが命のスポーツカーはもちろん、重くなりがちなSUVが今後も存在感を発揮するには、軽量化が欠かせない。
 

そのため、クルマを構成する主役である鉄(スチール)が従来よりも薄くできる高張力鋼板などに進化している。
 

さらに、鉄からの「材料置換」が注目を集めている。アルミや炭素繊維を使ったCFRP、樹脂などの素材で、鉄に加えてこれらの素材も組み合わせて1台のクルマを作り上げる手法が、すでに高級車やスポーツカーなどで採用されている。
 

技術力を自動車、部品メーカーにアピールするのが狙い

由来
SUV型EVコンセプトカーの「AKXY(アクシー)」。車名は「Asahi」「Kasei」「×(かける)」「You(お客様)」の頭文字から命名されたという

 

こうした状況の中、旭化成がEVベンチャーであるGLMとタッグを組んで作り上げた「AKXY(アクシー)」というコンセプトカーを披露した。
 

狙いは市販化ではなく、国内外の自動車や部品メーカーに同社の自動車関連素材、部品、システムを搭載したコンセプトカーとして目に見える形でアピールすること。

車内
快適性に富む人工皮革シート、車内コミュニケーションシステムなどを搭載

 

旭化成の27もの技術や製品が搭載されていて、軽量化につながる素材だけでなく、音声認識システム、ハンズフリー、車内コミュニケーションシステムをはじめ、非接触型の脈波センシングでドライバーの状態も検知するシステムや車内の二酸化炭素濃度を検知するCO2センサーなども(二酸化炭素が濃くなると眠くなる)搭載されている。
 

タイヤ
エコタイヤに使われている合成ゴムなども旭化成製だ

 

プラットフォームは、GLMの「トミーカイラZZ」を採用するため、走行可能なEVに仕上がっているのも特徴だ。なお、「AKXY(アクシー)」は先述したように、「人とくるまのテクノロジー展2017」(5月24~26日、パシフィコ横浜・展示ホール)で一般公開される。
 

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