「国際バラとガーデニングショウ」開催、2017年の見所は?

国内最大規模のバラの祭典「第19回 国際バラとガーデニングショウ」が開催(~5/17水曜)。今年の企画・見所を紹介。

国内最大規模のバラの祭典「国際バラとガーデニングショウ」が2017年も埼玉県所沢市・メットライフドーム(旧 西武プリンスドーム)で開催(~5月17日水曜)。約100万輪のバラが揃い、今年も多くの来場者が麗しい見た目と芳しい香りを楽しんでいます。
 

毎年興味深い企画が展開されますが、今年の見所は?
 

「世界一美しい庭」ブッチャートガーデンのエッセンスを取り入れたウェルカムガーデン

2017年 国際バラとガーデニングショウのウェルカムガーデン

カナダにあるブッチャートガーデンは、1904年、セメント製造会社社長のブッチャート夫人が原料採掘跡地の荒れ果てた姿に胸を痛め、跡地の高低差を活かしたガーデニングとして生まれ変わらせたガーデン。
 

現在では「世界一美しい庭」と評され年間約100万人が訪れるといいます。今回はガーデンデザイナーのマーク・チャップマンさんがそのエッセンスを取り入れた立体的なウェルカムガーデンを作り、来場者を迎えてくれます。
 

モダンローズの歴史が分かる「バラのタイムトンネル」

1867年に生み出された「ラ・フランス」から始まるモダンローズ150年の歴史を13品種で辿る優雅なトンネルが登場。
 

世界のニューローズBest10

バラの専門誌「New Roses」編集長の玉置一裕さんが選んだ最新品種を展示。最新トレンドは、海外国内ともに「香り」。海外はフルーツの香りも混ざった強い香り、日本はバランスのとれたやわらかな芳香が特徴的とのこと。なお、その近くには、香りに特徴のある品種を集めたコーナーも。
 

料理愛好家・平野レミさんをイメージしたキッチンガーデン

シャンソンの名曲「ラ・ヴィ・アン・ローズ」(バラ色の人生)をもじって「レミ・アン・ローズ」と名付けられた明るいキッチンガーデンを、昨年のガーデンコンテスト大賞受賞者の「アトリエ ナナ」小林裕子さんがデザイン。花に囲まれた明るく楽しいガーデンの提案。
 

バラとアートのコラボレーション

草月流家元の勅使河原茜さんによる、1000輪のバラを使った巨大で圧倒的な存在感のいけばなや、フラワーアクティビスト・志穂美悦子さんによるアーティスティックな和風の展示なども。
 

見所満載のコンテストコーナー

プロ・アマ問わない一般公募のバラとガーデニングのコンテストが行われ、ガーデン、ハンギングバスケット、バラ切り花、バラ鉢植えの4部門の出品作品が並びます。
 

切り花と鉢植え部門では、バラ自体の美しさとそこにかける出品者の情熱には思わず息を飲み、また品種の多様さも楽しませてくれます。ハンギングバスケット部門はアレンジのヒントをもらえ、ガーデン部門も自宅ガーデンに役立てたいアイデアがいっぱいで、高校や専門学校の学生による出品などもあるのが面白いところ。人それぞれ多種多様なバラのある暮らしに触れられ、観ていて飽きることがありません。
 

苗の販売も!

バラ苗販売店が多数出店しており、実際に苗や種を買うことも可能。また、関係ショップも多くあり、栽培グッズや、バラジャムなどの関係する飲食物なども買え、正にバラならなんでも揃います。
 

球場の座席で休憩。飲食コーナーも

展示をじっくり観ると時間がいくらあっても足りませんが、お腹が空いたら飲食コーナーで買い、球場の座席でのんびり食べたり休憩することができます。
 

概要

第19回 国際バラとガーデニングショウ
会場:メットライフドーム(旧 西武プリンスドーム)埼玉県所沢市上山口2135
会期:2017年5月12日(金)~17日(水) 9:30~17:30(入場は30分前まで。最終日は17:00終了予定)
チケット:当日券 大人(中学生以上)2200円、小学生以下無料

Lineで送る Facebookでシェア ポスト はてなブックマークに追加

注目の連載

  • \海外から眺めてみたら/ 不思議大国ジャパン

    食器洗いはすすぎゼロ、髪を洗うのは「週1でいい」……日本人が絶句するヨーロッパの汚(?)習慣

  • 意外と知らないグルメのひみつ

    【何食べ】シロさんのビーフシチュー・サラダ・明太子ディップを作ってみたら、クリスマスに最適すぎた

  • ヒナタカの雑食系映画論

    2023年の冬は「本気で怖いホラー映画」が多数公開! トラウマ級の“余韻”を残す名作を厳選してみた

  • どうする学校?どうなの保護者?

    「義務教育は無償」なはずでは? 保護者から徴収したPTA会費で「学校に物品寄贈」の問題点