監督や選手らが東京ドームへの通勤などに利用
成功したプロ野球選手が高級輸入車に乗る姿は、男の子の憧れの職業として象徴的なシーンだろう。今年で83年目を迎え、自他ともに「球界の盟主」と認める読売巨人軍にジャガー・ランドローバー・ジャパンがオフィシャルカーを提供するというオフィシャルカー契約が24日、発表された。
プロスポーツ選手やチーム、大会などにオフィシャル車両を提供するというのは、いまや珍しくないが、計70台を提供するというから規模がケタ違いだ。
24日はジャイアンツの本拠地である東京ドームでセレモニーが行われた。会場にはジャガーが5台、ランドローバー(レンジローバー)が5台並べられ、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン社長が登場。
さらに、読売巨人軍の久保博社長がジャガーFタイプ、高橋由伸監督がレンジローバー・イヴォーク・コンバーチブルの助手席に乗って特設ステージに現れるという演出も用意されていた。そして、阿部慎之助選手や内海哲也投手など、8人の選手がジャガー、ランドローバー(レンジローバー)のモデル名とともに紹介されて登場した。
巨人が生まれた1935年に、ジャガーも第1号車を作った
ジャガー・ランドローバーは2016年に過去最高の販売台数を記録するなど、日本、世界で好調なセールスを続けている。マグナス・ハンソン社長は、「巨人の選手にはジャガー、ランドローバー車に乗っている方もいて、今回のオフィシャルカー契約は名誉なこと。安心で楽しく、リラックスできるクルマを提供することで、グランドの外からサポートしていきます」と語っている。
読売巨人軍の久保社長は、「英国を代表するトップブランドにオフィシャルカーとしてサポートしていただくことに感激している」とコメント。さらに、「1935年に生まれた読売巨人軍、ジャガーも同年に第1号車を作り出したと聞いている。同じような時を刻んできた」と、フィールドこそ違えど伝統あるブランド、チームであることを披露していた。
高橋由伸監督は、ランドローバー車で通勤してきたそうで、さらに阿部慎之助選手もジャガーに乗っていると愛車を披露。70台のオフィシャルカーは、監督やコーチ、選手などを対象としていて、東京ドームへの通勤などに使われる。2017年の開幕に向けて最高のクルマを得たといえそうだ。
3月31日に開幕するセントラル・リーグの公式戦において、東京ドームで開催されるジャイアンツのホームゲーム全63試合でジャガー、ランドローバーの特別ムービーがドーム内のオーロラビジョンで上映される。また、読売巨人軍と連携したイベントやキャンペーンも展開予定としている。