少子高齢化による単独世帯の増加や女性の社会進出などを背景に、近年、日本でも注目されている朝食市場。ファストフードを筆頭に外食産業では朝食需要の取り込みに注力していますが、コンビニも例外ではありません。
パン&コーヒーが200円!セブン‐イレブンの「朝セブン」
株式会社セブン‐イレブン・ジャパンでは、3月8日(水)~31日(金)の24日間、全国のセブン‐イレブン店舗(19,220店、1月末現在)にて「朝セブン」キャンペーンを実施。午前4時から11時限定で、人気商品である「セブンカフェ」1杯と、対象のパン8種類のうち1品のセットを税込200円で販売しています。
対象のオリジナルパン8アイテムの内容は地域により異なりますが、関東エリアの場合、通常、1杯税込100円のコーヒーと、税込130~140円のパンがセットで税込200円になるので、最大40円オトクになる計算。対象のパンは、「濃厚チョコクロワッサン」(税込138円)、「ちぎりパン(濃厚チョコクリーム)」(税込130円)などの甘いパンと、「たっぷりコク旨カレーパン」(税込138円)、「ソーセージロール」(税込140円)といった惣菜パンの両方が揃い、幅広い客層に訴求力のある内容となっています。
ミニストップ・イオンは朝食の定番・サンドイッチで狙い撃ち
一方、ミニストップを包括するイオングループでは、ミニストップが中心となって企画・開発した「トップバリュ サンドイッチ」(最大10品目)を3月22日(水)(※ミニストップは21日(火)発売)より全国のグループ4,800店舗で販売。サンドイッチについてグループで最も高いノウハウを持つミニストップの企画力と、グループのスケールメリットの双方を最大限に活用し、素材・製法にこだわりより美味しく進化したサンドイッチを開発しました。
イオングループとしても、CVS(コンビニエンスストアの業態)のミニストップがGMS(総合スーパーの業態)やSM(食品スーパーの業態)などを含めたグループ共通のトップバリュ商品を開発するのは、今回のサンドイッチが初の試み。ミニストップで年間75億円を売るという人気のサンドイッチは朝食ニーズとの親和性が高く、同社では今回のリニューアルにより、年間100億円までの伸びを見込んでいます。さらに今後も、ミニストップ主導の新たな人気商品を開発していく方針だといいます。
具材に関しても、野菜ミックスサンドでは従来品よりも野菜の量を30%増量するほか、ハムのスライスを見直したり、すりおろし野菜ソースや2種のツナなどを使い、より素材感を感じられる味に仕立てています。
コンビニに求められる役割も変貌の時
コンビニでは昨今、スムージーをはじめとする健康系ドリンクが好調で、チルドカップ飲料の市場が大きく伸びていますが、これも朝食需要との関連性が見逃せません。
今後、人口の減少が見込まれる日本。コンビニでは新規顧客の獲得だけでなく、すでにある顧客の来店頻度や客単価の向上も大きな課題となってきてます。時短化や健康志向、個食化など、日本人の食を取り巻く環境が大きく変貌する中で、コンビニに求められる役割も変貌の時を迎えているようです。
「トップバリュ サンドイッチ」販売概要
■販売店舗:沖縄を除く全国のグループ4,800店舗
※主な屋号:「イオン」「イオンスタイル」「ミニストップ」「イオンスーパーセンター」「マックスバリュ」「ダイエー」「ピーコックストア」「KOHYO」「マルナカ」「山陽マルナカ」「ザ・ビッグ」「アコレ」「まいばすけっと」等
- ミックスサンド 本体価格232円(税込250円)
- 野菜ミックスサンド 本体価格260円(税込280円)
- レタスサンド 本体価格232円(税込250円)
- ジューシーハムサンド 本体価格260円(税込280円)
- ベーシックサンド 本体価格232円(税込250円)
- ハムたまレタスサンド 本体価格260円(税込280円)
- てりたまレタスサンド 本体価格276円(税込298円)
- たっぷりツナたまごサンド 本体価格204円(税込220円)
- たっぷりたまごサンド 本体価格204円(税込220円)
- ハムカツたまごサンド 本体価格213円(税込230円)
※取扱い商品は地域、店舗によって異なります。
※ミニストップのみパッケージが異なります。