旧暦の正月「春節」を迎えた横浜中華街

横浜中華街(横浜市中区)で、中華圏の旧正月「春節(しゅんせつ)」を祝うイベントが始まった。2017年の春節は1月28日(土)で、深夜0時には横浜中華街にある関帝廟(かんていびょう)と媽祖廟(まそびょう)で神事やカウントダウンが行われ、中国獅子が舞い、お正月を祝うドラの音や爆竹が鳴り響き、にぎやかに新年を迎えた。

春節イベント「採青」でにぎわう、中華大通り(2017年1月28日撮影)
春節イベント「採青」でにぎわう、中華街大通り(2017年1月28日撮影)


 

伝統行事「採青」で大通りは人でいっぱいに

15:30からは、中国獅子が店舗を巡る伝統行事「採青(さいちん)」が執り行われ、中華街の通りは観光客であふれかえった。採青は、商売繁盛、五穀豊穣を願い獅子舞を奉納した後、各店舗の軒先に吊るされたご祝儀袋を獅子がくわえていくもので、かつては獅子の好物の青菜といっしょに吊るしたことからその名がついたとされる。

店内に入っていく中国獅子。採青をしてもらった店には「百福臨門」といわれるたくさんの福が訪れるとされる(2017年1月28日撮影)
店内に入っていく中国獅子。採青をしてもらった店には「たくさんの福が訪れる=百福臨門」とされる(2017年1月28日撮影)

獅子は、店主や客の頭にかみつきながら店内をめぐる。獅子に頭をかまれると「開運厄除」や「無病息災」のご利益があるといわれる。店内から出てくると、 ぐーんと伸びあがって軒先に吊してあるご祝儀袋をパクっとくわえとると、拍手喝采が沸き上がる。そして、次々と店をめぐっていく。夜遅くまで執り行われた。

中国獅子は二人組で、一人の肩にもう一方の人が乗り、ぐーんと伸びあがる(2017年1月28日撮影)
中国獅子は二人組で、一人の肩にもう一方の人が乗り、ぐーんと伸びあがる(2017年1月28日撮影)

横浜には二つの華僑学校があり、それぞれの学校には卒業生を中心とした「校友会」という組織がある。獅子舞はそれぞれの「校友会」のメンバーと二つの華僑学校の学生たちが協力して行っている。

鐘や太鼓をにぎやかに演奏しながら中国獅子と一緒に店をめぐる(2017年1月28日撮影)
鐘や太鼓をにぎやかに演奏しながら中国獅子と一緒に店をめぐる(2017年1月28日撮影)


 

2月11日まで「春節」イベントが開催

春節を締めくくる「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)のようす。2017年は2月11日に媽祖廟で開催(2013年撮影)
春節を締めくくる「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」のようす。2017年は2月11日に媽祖廟で開催(2013年撮影)

春節期間は2週間。皇帝衣装隊、獅子舞・龍舞、チャイナドレスを着た公募者などが中華街の通りをパレードする「祝舞遊行(しゅくまいゆうこう、2月4日)」や龍舞・獅子舞、京劇などが無料で楽しめる「中国芸能披露(2月5日)」、灯籠が並ぶ幻想的な空間で奉納舞を披露する「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい、2月11日)」など、この時期にしか楽しめない関連イベントが多数行われる。春節に染まる横浜中華街を訪れてみては。

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