ラグジュアリーホテル「星のやバリ」が開業
リゾート・旅館を運営する星野リゾートは1月20日、インドネシア・ウブドで「星のやバリ」を開業する。ラグジュアリーホテル「星のや」のブランドとしては初めての海外展開となる。
大自然が残るインドネシア・ウブド
ビーチリゾートのイメージも強いバリ島だが、「星のやバリ」の周辺はまだ大規模開発がされておらず、大自然やバリの文化が残るバリ島中部のウブドに作られた。バリ国際空港からは車で約70分。
コンセプトは「聖なる川に向かう運河の集落」で、平らかな土地が急激に深く谷底の渓流へと切れ込むバリらしい地形に広がる。約3haの敷地には、運河を模した3つのプール、30のヴィラ、渓谷に浮かぶ7つのガゼボ、渓谷を臨むダイニングなど、ウブドの大自然を感じられる空間で構成されている。
客室には3タイプの独立型のヴィラ。すべてのヴィラから運河を模したプールに面していて、直接入ることができる。ヴィラの壁にはバリ伝統の彫刻「カービング」が施されている。
そのほか敷地内には、空中に浮かぶ鳥かごのような空間「カフェ・ガゼボ」では熱帯気候のフルーツを使用したスムージーなどが味わえる。またバリの信仰に欠かせないチャナン(お供え物)づくりを体験できるアクティビティや伝統のスパ、ヨガなども用意されている。
「バリ・ヒンドゥーの文化がある非常に面白い地域」
星野リゾートにとっては海外での運営はタヒチに続いて2軒目。オープンに先立ち、19日に都内で開かれた記者会見で星野佳路代表は、日本だけでなく海外から宿泊客を呼び込みたいと述べ、「施設もサービスも今後よくなる。バリは単なる南の島のビーチリゾートではない、バリ・ヒンドゥーの文化がある非常に面白い地域。空港も整備され、海外からの需要を増やしている」として3年後には稼働率80%ほどになると自信をみせていた。
料金は1泊1室9,000,000ルピア(約7万円)から。
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