1月20日は「大寒」 寒い日に試したい冷え性対策9つ

1月20日は「大寒」、暦のうえで一年で最も寒い日とされている。小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたる。

1月20日は「大寒」 1年で最も寒い日

1月20日は「大寒」、暦のうえで一年で最も寒い日とされている。小寒から立春までの30日間を寒の内といい、大寒はそのまん中にあたる。
 

一年でいちばん冷える時期、冷え症に悩む人にとっては厳しい季節だが、冷えない体を手に入れるためにはどうしたらよいだろうか? 女性の病気に詳しい医師の山田恵子氏がAll Aboutの「冷えないカラダをつくる9つのルール」で次のように詳しく紹介している。

 

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山田氏によると、寒い時は厚着やカイロなどを使って冷えないようにすることももちろん大事だが、冷え性は体の中から改善することが重要だという。

 

冷えないカラダを作る「食べ物」のルール

■カラダを温める食べ物をとる

体をあたためる食べ物は「物理的にあったかくて」「塩気、苦味、渋みがあって」「寒い地方でとれるもの」だという。
 

「生野菜より火を通した野菜、冷たいジュースより温かいお茶、冷酒より熱燗といったことですね。また刺激のあるものは体を温めるので、たまねぎ、ねぎ、しょうが、ハーブ、唐辛子などをうまく利用しましょう」

 

■ビタミンB、C、Eをとる

意識して摂りたい栄養素はビタミンB、C、Eの3種類。ビタミンBは糖質、たんぱく質、脂質をエネルギーに変えるのに必要。豚肉などに多く含まれる。ビタミンEは血行を改善して女性ホルモンバランスを調整する働きがあり、ナッツ類、アボガドなどに多く含まれる。ビタミンCは貧血改善、細い血管の働きを維持する効果があるほかストレスやタバコで多く消費されるので、心当たりのある人は必要量(一日50mg)より多く摂取するのがオススメ。

 
■タンパク質を効果的にとる

食べたものをどれくらい熱に変えることができるかを比較すると、タンパク質は30%、炭水化物10%、脂肪で3~4%くらいと言われている。特に体内で構成できない必須アミノ酸を含む良質のタンパク源(大豆製品、乳製品、肉、魚)は積極的に食べたい。

 

冷えないカラダを作る「生活」のルール

■規則正しい睡眠

睡眠は体のリズムを一定に保つのに重要。できるだけ規則正しい睡眠を心がけたい。 寝る時間がまちまちでも、いつもと同じ時間に起きる、眠かったら二度寝する、お昼寝するのも一案。

 

■足を温める

足は心臓から一番遠いところにある上に、うっ血して冷えやすい部分。足湯や五本指ソックス、寝るときに湯たんぽを入れるなど、足を冷やさないように心がけたい。またむくむと冷えが悪化するので、こまめに足を上げたり足首を動かしたりするのもよい。

 

■体にあっていない靴、きつい下着はつけない

皮膚のセンサーをきちんと機能させるためにも、サイズの合わないハイヒールやきつい下着などは避けること。特にきついガードルは太ももの付け根にあるリンパ節というところを圧迫するのでNG。

 

冷えないカラダを作る「運動」のルール

■まめにカラダを動かす

運動すると血流がよくなるので、一駅歩く、階段をつかうなどちょっと気をつけるだけでも差が出る。同じ体勢をとっていると血流が悪くなるので1時間に一回は姿勢を変える、脚はできるだけ組まないなども有効。

 

■ストレッチ・マッサージ

マッサージ、ストレッチをすると血流が良くなり、皮膚を刺激することによるリラックス効果、筋肉がほぐれ疲労改善にも役立つので特に腰から足を重点的に行いたい。朝起きた直後、寝る前など時間を決め、リラックス効果のあるアロマなどを楽しみながらするとより効果的。

 

■お風呂を上手に利用

38~40度のぬるめのお湯に20分から30分くらい、半身浴でつかると体が温まる。十分温まってから手足にシャワーで水をかけて、またお湯につかるという「温冷浴」も血行改善にオススメ。市販の入浴剤のほかコップ2~3杯程度のお酒やお酢を入れるのも効果的といわれている。

  

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