おせち料理や新年会の豪華な料理に飽きた頃に食べることになる七草粥。2017年は何日に食べるのでしょうか。またなぜその日に食べるのか、七草にはどんな種類があるのか、意外と知らないことが多いかもしれません。これらについて、日本の行事に詳しい三浦康子氏がAll Aboutの「七草粥の由来と春の七草」で次のように解説しています。

 

七草粥を食べるのは1月7日

三浦氏によると、七草粥は正月行事として定着していますが、本来は1月7日の「人日(じんじつ)」の日に行われる「人日の節句」の行事で、五節句のひとつなのだといいます。

  

  

「人日とは文字通り "人の日"という意味で、中国の前漢の時代に、元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人の日としてそれぞれの占いをたて、8日に穀を占って新年の運勢をみていたことに由来します。さらに唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになりました。羹はあつもの、汁という意味です。また、官吏昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったといいます。この風習が奈良時代に日本へ伝わると、年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただく「若草摘み」という風習や、7種類の穀物でお粥を作る「七種粥」の風習などと結びつき、「七草粥」に変化していきました」

  

また、7日といえば松の内(一般的には1月1日~1月7日)の最後の日。七草粥が定着した背景には、お正月のご馳走に疲れた胃腸をいたわり、青菜の不足しがちな冬場の栄養補給をする効用もあり、この日に七草粥を食べることで、新年の無病息災を願うようになったと三浦氏は解説しています。

   

七草粥の種類は?

一般的に、七草粥の七草は「春の七草」をさし、次の7種類とされています。

  • 芹(せり) ……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進するといわれる
  • 薺(なずな) ……別称はペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材だった
  • 御形(ごぎょう) ……別称は母子草で、草餅の元祖。風邪予防や解熱に効果があるとされる
  • 繁縷(はこべら) ……目によいビタミンAが豊富で、腹痛の薬にもなった
  • 仏の座(ほとけのざ) ……別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富
  • 菘(すずな) ……蕪(かぶ)のこと。ビタミンが豊富
  • 蘿蔔(すずしろ) ……大根(だいこん)のこと。消化を助け、風邪の予防にもなる

  

七草のレシピ集は

最後に、七草のおいしい食べ方について解説するレシピ記事をご紹介します。


  

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