2016年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「金」に決まり、日本漢字能力検定協会が12日、京都市東山区の清水寺で発表した。共同通信が報じている。
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今年の世相表す漢字は「金」
応募数6655票で1位となったという「金」の漢字から、2016年を振り返ってみたい。
■金メダルラッシュだった五輪
8月に開幕したリオデジャネイロ五輪で、日本勢はメダルラッシュだった。金メダルは目標としていた14個には届かず12個にとどまったが、日本は金銀銅メダル合わせて41個と、史上最多だった。(詳しくは≫≫リオ五輪閉幕! メダル当たりランク2位はジャマイカ、1位は?)
■「政治とカネ」の問題で揺れる1年
一方、「政治とカネ」の問題でも揺れ動いた1年だった。6月には舛添要一・前東京都知事の政治資金の「私的流用」が問題となり辞職するといったこともあった。(詳しくは≫≫舛添知事が「疑惑」を第三者に調査依頼 政治資金規正法とは)
■ピコ太郎の「金色」衣装も話題に
日本漢字能力検定協会の発表によると、SNSで話題となった「PPAP」を生み出したピコ太郎さんの衣装から「金色」をイメージしたことも、「金」が選ばれた理由になったとしている。(詳しくは≫≫ピコ太郎からたどる「お笑いテクノ」の歴史)
2位は「選」、3位は「変」
なお、2位は「選」、3位は「変」だったという。
「選」といえば、2016年は、選挙権が18歳以下に引き下げとなり、初めてとなる参院選が行われた。(詳しくは≫≫いよいよ始まる18歳選挙権の生かし方)
また、東京都知事選では小池百合子氏が、アメリカ大統領選ではトランプ氏がそれぞれ制した。(詳しくは≫≫アメリカ大統領選挙の投票開始 選挙の仕組みは?その後の日程は?)
「変」はアメリカ大統領選などによる世界情勢の変化などに加え、熊本県での地震や相次いだ台風などによる「天変地異」があったことが理由に挙げられている。(詳しくは≫≫熊本地震現地報告、そこで何が起きていたのか)
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