2016年10月25日(火)から2017年2月26日(日)まで、六本木ヒルズ 森タワー52階 森アーツセンターギャラリーで「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実」が開催されています。
マリー・アントワネット(1755-1793)といえば、日本では漫画「ベルサイユのばら」で一躍有名になったフランス王妃。オーストリア皇女として誕生し、14歳でのちにルイ16世となるフランス王太子と結婚。その後、革命の波にのまれて37歳で断頭台の露と消えます。
本展では彼女が暮らしたヴェルサイユ宮殿の企画・監修のもと、その激動の生涯を辿ります。
出展されるのは、肖像画をはじめ、王妃が愛用した食器や漆器、家具、身に着けた衣服のほか、革命期の資料など、美術的、歴史的に貴重な品々およそ200点。
中には、2016年1月にその一部が明らかになったマリー・アントワネットから恋人フェルセンへの暗号を使った手紙の複製も! 手紙の墨塗りの下から浮かび上がったのは、「あなたを狂おしいほど愛しています。一瞬たりともあなたを敬愛することをやめられません」という文字。フランス国立図書館が「2人の秘密が明らかに」と大きく伝えたことで知られる手紙です。ひょっとしたら、この時代に生まれフランス王妃という立場にありながら自分の気持ちに正直だった生き方も、彼女がたくさんの人々に愛される所以かも。
ヴェルサイユ宮殿内にある王妃のプライベート空間「プチ・アパルトマン」の浴室と居室も、当時の装飾や実際に使われていた家具などともに原寸大で再現。グリーンを基調とした王妃のプライベートルームは、この会場内で唯一写真撮影が可能な場所です。
また、驚くことに消失してしまった図書室をかつての設計図をもとに最新のデジタル技術を駆使して再現するなどこれまでにない試みも。会期中しか入手できない限定コラボグッズも多数あるので、見逃せません。
さらに、会場を後にしてからも、ゆっくり余韻に浸ることができます。というのも、会期中は六本木ヒルズ内の飲食店で、彼女が生きた時代のロマンティックなファッションや、きらびやかなアクセサリーなどを連想させるデコラティブなスイーツや特別コースが楽しめのです。
特に注目なのは、グランド ハイアット 東京「フレンチ キッチン」のアフタヌーンティー。フィンガーサンドイッチやキッシュ、スコーン、マカロン、エクレアなどに加え、マリー・アントワネットが食したといわれる秘伝のレシピにもとづいて再現されたケーキも楽しめます。味やビジュアルのクオリティの高さやコスパの良さで、早くも大人気のよう。先ずは、このアフタヌーンティーを予約してから展覧会に行く計画を立てるのも良いかも?
とにもかくにも、この貴重な機会に是非、アントワネット気分を満喫して下さい。
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ヴェルサイユ宮殿≪監修≫ マリー・アントワネット展 美術品が語るフランス王妃の真実
- 会期:2016年10月25日(火)-2017年2月26日(日)会期中無休
- 開館時間:午前10時-午後8時(但し、火曜日および10月27日(木)は午後5時まで)
※入館は閉館の30分前まで - 会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ 森タワー52階)
- 観覧券(チケット):
当日券 一般 1,800円
高校・大学生 1,200円
小・中学生 600円 - 公式サイト