話題作『リブート』『鬼の花嫁』で名演技を披露! 俳優「永瀬廉」の魅力に迫る

俳優として大活躍中の永瀬廉さんについて、元テレビ局スタッフが魅力を徹底解剖。日曜劇場『リブート』と映画『鬼の花嫁』で見せた演技を中心に、俳優としての素晴らしさを解説します。(サムネイル画像出典:『リブート』『鬼の花嫁』公式Instagram)

King & Princeの永瀬廉さんが、話題の映画やドラマに次々と出演しています。大反響を呼んだ日曜劇場『リブート』(TBS系)で主要キャラクターを演じ、吉川愛さんとダブル主演を務める映画『鬼の花嫁』が大ヒット上映中です。
 
アイドルとしてだけでなく、俳優としても快進撃を続ける永瀬さん。この記事では過去の作品も振り返りながら、永瀬さんの俳優としての魅力を解き明かします。

『リブート』では、2つの顔を持つ難役の冬橋航を完璧に演じる

まず、記憶に新しい『リブート』と『鬼の花嫁』で、永瀬さんが見せた演技から検証しましょう。
 
鈴木亮平さんが主演を務めた『リブート』は、顔を変えて他人になりすます“リブート”を軸にしたドラマで、うそと真実が入り乱れ展開する「エクストリームファミリーサスペンス」となりました。 同作で永瀬さんは、ドラマ初期から登場する冬橋航を担当。ラストシーンまで関わる主要キャラクターで、大いに作品を盛り上げました。冬橋は、恵まれない子どもたちを支援するNPO法人の職員でありながら、裏社会で汚れ役を担う2つの顔を持つキャラクター。優しく子どもたちに接するシーンと、冷酷に裏切り者を処分するシーンが入り交じる、非常に難しい役です。 作品を通じて感じたのは、永瀬さんの器用さです。裏社会の始末屋である冬橋は、これまで永瀬さんが演じたことのないダークなキャラクター。アイドルとしてのキラキラしたオーラを消し、冷たい表情で裏切り者を粛清する冬橋をクールに演じました。一方で、NPO法人の仲間や子どもたちと触れ合う際は、頼りになる優しいお兄さんに変貌。2つの顔を演じ分ける表現力が高く、視聴者はストレスなく自然に冬橋という特殊なキャラクターを見ることができました。

さらに、最終回では裏組織のトップ・合六(北村有起哉)と対峙(たいじ)する場面で、複雑な感情を抱く冬橋を丁寧に演じています。合六は冬橋にとって恩人であり、育ての親のような存在。そんな合六を冬橋は裏切るのですが、葛藤や寂しそうな雰囲気も表情で作り込み、名場面を生み出しました。演技派ぞろいとなった『リブート』で、しっかりと存在感を放つことに成功しています。

『鬼の花嫁』では、“鬼の一族”次期当主を繊細な演技で表現

そして、絶賛公開中の『鬼の花嫁』でも、素晴らしい演技を見せています。同作は、コミック版も人気が高い和風恋愛ファンタジー小説『鬼の花嫁』(スターツ出版)の実写映画で、永瀬さんと吉川さんが主演を担当。“あやかし”と人間が共存する世界を舞台に描いたラブストーリーで、永瀬さんは「鬼の一族」の次期当主・鬼龍院玲夜を演じました。 玲夜は、あやかしの頂点に君臨する鬼龍院家を背負い、生まれながらに重責と孤独を抱えたキャラクター。登場した当初はクールな雰囲気の玲夜ですが、吉川さん演じる東雲柚子と運命的な出会いを果たし、本当の愛に触れて心を開くようになります。 そんな玲夜の心の移り変わりを、永瀬さんは繊細に表現しました。当初は冷たい表情ばかりだった玲夜は、柚子と心を通わせるようになってから笑顔が増えます。幸せに満ちている玲夜を、永瀬さんは表情だけでなく、セリフの口調や声のトーンも微妙に変えて表現。玲夜も冬橋と同じく難しい役でしたが、原作ファンも納得のキャラ作りに成功しました。
鬼の花嫁~運命の出逢い~ (スターツ出版文庫)
鬼の花嫁~運命の出逢い~ (スターツ出版文庫)
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