(質問)
4月からの転勤辞令が出ました。家族とは離れたくないので、今すぐ転職すべきでしょうか…?
(回答)
慌てて決断する前に、「得られるメリット」と「手放すもの」を冷静にてんびんにかけましょう。 転勤にはキャリアの幅が広がるというよい面もあります。 今の会社を選んだ理由や将来への影響を整理した上で、納得できる選択を目指しましょう。
詳しくは以下で解説します。
転勤があるからこそ得られるメリットを再確認する
転勤がある仕事とない仕事には、多くの場合、はっきりとした「条件差」があります。全国に拠点を持つ、大規模な企業の場合、転勤をお願いする代わりに、高い基本給や手厚い家賃補助、在宅費用のサポートなど、さまざまな待遇を用意していることが多いです。望んだ条件が全てそろった求人は、めったにありません。 転勤がない仕事は、多くの場合、給料などの条件面で何かを諦める必要が出てきます。例えば、家族と過ごす時間を得られても、収入面の不安から心に余裕がなくなってしまうこともあります。そこで、「転勤によって得られる収入」を、家族の将来を守るための手段として前向きにとらえる考え方もできます。
「離れて暮らす期間」を前向きな投資と認識する
「家族とは離れたくない」という気持ちはとても大切ですが、解決策は転職だけではありません。多角的な視点を持つことで、新しい道が見えてくることもあります。例えば、もし数年で戻れる見込みがあるなら、その期間をスキルアップやキャリア構築のための「期間限定の修行」と割り切り、将来に向けた投資の時間だと考えることもできます。また、単身赴任という形を選び、平日は仕事に集中して週末は家族との時間を思いきり楽しむという「週末婚スタイル」を検討してみるのも1つの手です。家族の絆が深まることも
まずは「なぜ家族で引っ越すことが難しいのか」という理由を改めて整理してみることも重要です。 子どもの教育環境やパートナーの仕事、親の介護など、具体的な事情を考えてみましょう。もし「子どもが生まれたばかり」のような特別な事情がある場合は、会社側が配慮してくれる可能性もあります。会社にとってもあなたは失いたくない大切な人材なのです。納得できる決断のために「優先順位」を整理する
家族と過ごすかけがえのない時間は、後から取り戻すことはできません。ですから、今本当に向き合うべきなのは、目の前の「転職するかどうか」だけではなく、5年後や10年後にどんな生活を送り、何を一番大切にしていたいかという「優先順位」です。重要なのは、「どちらの選択でも、自分と家族が納得して受け入れられるか」という視点を持つことです。感情だけで判断する前に、会社が提示している条件や今後のキャリアをしっかり確認し、パートナーとよく話し合ってみてください。
この記事の執筆者:
三ツ橋 りさ
『type』編集長
2006年4月、株式会社キャリアデザインセンターに入社。転職情報誌『Woman type』の編集を経て、転職サイト『女の転職type(旧・女の転職@type)』のUI/UX改善やサイトリニューアルなどに従事。13年04月~15年12月まで『女の転職type(旧・女の転職@type)』の編集長に就任。産育休を経て16年11月より転職サイト『type(旧・@type)』の編集長として復職。19年10月より2度目の産育休を取得し、21年5月に復職。21年6月からtype編集長に就任し現在に至る。 type■https://type.jp/ 女の転職type■https://woman-type.jp/
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