今回は、東京都在住・41歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:41歳女性在住:東京都
家族構成:既婚(子あり)
住居形態:賃貸
職業:パート・アルバイト
年収:100万円
現在の貯金額:10万円
回答者の奨学金の状況
借りた奨学金の種類:給付と貸与の併用返済状況:完済
奨学金で利用した金額(総額):300万円
月々の返済額:1万2000円
完済までにかかった期間:18年
「先が見えない、いつ終わるんだろう」
奨学金を利用した理由を聞くと「大学卒業後、大学院に進学することにしたので学費が足りなかったため利用しました。両親に、自分で奨学金を返済するなら進学しても良いと言われたのも理由のひとつです」と言います。また、「給付型奨学金は学内での成績が良かったので、少額でしたが少しでも参考書や自己研鑽に利用したかったので」と話しました。返済中にしんどいと感じたことを聞くと、「音楽大学の為、卒業後はアルバイトをしながら音楽活動をしていたので、月12000円ではありましたが支払いが大変な月もありました」と回答。「あと、返済の先が見えない、いつ終わるんだろうと常に借金を抱えている状態はしんどいと思いました」と続けました。
「奨学金から保証料が引かれた」
奨学金を利用して後悔したことを尋ねると「父との不仲もあり、保証人を保証事務所のようなところにお願いした為、実際に借りられる奨学金の金額が保証料で減ってしまいました」とのこと。また、奨学金の返済で不安を感じたことについて聞くと「毎月カツカツの生活なので、仕事がなくなったら返済が滞るかもという不安は常にありました」と話しました。
奨学金に「不満はない、ありがたかった」
奨学金の返済において工夫や努力したことについては、「お給料が入ったらまず先に奨学金用にとっておき、余裕がある月は多めに返済用にストックしておきました」と教えてくれました。そんな回答者が奨学金制度について不満を感じることを聞くと、「不満に思うことはありません。ありがたく思いました」と言います。ただ、「数ヶ月に一度支払われるより、毎月同じ金額を給付されたら便利なのになとは思いました」と話しました。
※回答者のコメントは原文ママです



