今回は、神奈川県在住・26歳女性のエピソードを紹介します。
この記事の執筆者:
福島 ゆき
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About NEWSでのライター歴は5年。
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回答者のプロフィール
回答者本人:26歳女性在住:神奈川県
家族構成:既婚(子なし)
住居形態:賃貸
職業:パート・アルバイト
年収:100万円
現在の貯金額:200万円
回答者の奨学金の状況
借りた奨学金の種類:貸与奨学金(返済必要)返済状況:完済
奨学金で利用した金額(総額):140万円
月々の返済額:卒業時に一括返済
同機関が発表した「令和4年度学生生活調査結果」によると、大学では55%、短期大学では61%の学生が奨学金を利用中。それぞれ令和2年度に行われた調査よりも上昇しています。
「100万円は親が返してくれるとのことで……」
奨学金を利用した理由を聞くと「美大で学費が高額だったので、親に借りるように言われ月2万の無利子の奨学金を借りることになりました」と回答。「私自身は返済に不安があり借りたくなく、交渉したのですが借りるように言われ渋々借りることになり4年間利用しました」と話しました。返済中にしんどいと感じたことを聞くと、「卒業時に140万円のうち100万円は親が返してくれるとのことで甘えさせてもらい、残り40万をアルバイトの貯金から一括返済しましたが、社会人スタートに向けて貯めていたお金がごっそり減ってしまいメンタル的にダメージが大きかったです」と教えてくれました。
「正社員として働いていける未来が全く想像できず」
奨学金を利用して後悔したことがあるかを尋ねると「一括返済できるのであれば何とか親に交渉してそもそも借りなければよかったです。在学中に毎月借金が増えていく状況自体がストレスでした」とのこと。また、奨学金の返済で不安を感じたことについて聞くと「一括返済せずコツコツ返す場合、何年も正社員として働いていける未来が全く想像できず、途中で返済できなくなるのが怖かったです」と話しました。
「結婚してからのライフプランに支障も」
奨学金の返済で工夫や努力したことについては、「卒業後の返済に向けて在学中アルバイトで貯金をたくさんしておいたこと」と言います。そんな回答者が奨学金制度について思うことは、「返済年数が長くなり、結婚してからのライフプランに支障がでています。私は完済したのですが夫が返済中のため毎月の出費が痛く、在学中の活動に応じてなにか救済措置(成績が良ければ減額とか)があればいいのにと思います」と話してくれました。
※回答者のコメントは原文ママです



