All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、新潟県在住・49歳男性のエピソードを紹介します。
この記事の執筆者:
福島 ゆき
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About NEWSでのライター歴は5年。
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回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:49歳男性職業:無職
在住:新潟県長岡市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:父150万円、母50万円、自分20万円
実家の間取り:1軒家
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:2万円交際費:3000円
毎月のお小遣い:5000円
毎月の貯金額:なし
貯金総額:100万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万7902円です。そのうち、住居費の平均は2万6605円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万1297円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出る予定があるかどうかについては「予定なし」、恋愛や結婚願望については「あり」と回答しました。
「実質的に援助してもらっている状況」
現在、実家暮らしを選んでいる理由を尋ねると「無職で株式の配当金の収入しかないので必然的に一人暮らしは不可能な状況です」と明かしてくれました。また「実家にお金を入れてはいるものの最低限の金額で他は実質的に援助していただいている状況です」「この年になっても親にお世話になっている状況です」と続けています。
「申し訳ない気持ちでいっぱい」
父親、母親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「当然ながら仕事をしていないので(親が)それなりのプレッシャーというか仕事をしてほしい態度は日常的に取ってきます。それが、申し訳ない気持ちでいっぱいですし、一方、メンタル的に仕事をしたいという感じではないので精神的に大変です」と教えてくれました。
お金に関する悩みについては「株式の配当のみ少しの収入があるのでそれで何とか今は大丈夫なのですが、将来的にはどうなるかはわからないので不安はあります」と話しました。
現在、生活全般を親から援助してもらっている状況だと話す回答者。親に対して“申し訳ない”と思う気持ちと就業に踏み出せない気持ちとの間で日々葛藤する様子がうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです



