All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、秋田県在住・32歳女性のエピソードを紹介します。
この記事の執筆者:
福島 ゆき
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About NEWSでのライター歴は5年。
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回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:32歳女性職業:マーケティング関連ECサイト運営サポート
在住:秋田県男鹿市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:父親300万円、母親100万円、自分不明
実家の間取り:1軒家3LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:4万円交際費:0~5000円以内
毎月のお小遣い:0~5000円以内
毎月の貯金額:1万円
貯金総額:600万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、34歳以下の女性の1カ月の平均消費支出は21万4719円です。そのうち、住居費の平均は5万711円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万4008円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出る予定があるかどうか尋ねると、「今のところなし」と回答。恋愛や結婚願望についても同様に「今のところなし」とのこと。
「経済的に余裕がない」
現在、実家暮らしを選んでいる理由を尋ねると「長年勤めた会社を退職し、在宅ワークを始めてからまだ経験が浅く、経済的に余裕がない」と言います。また、「一緒に住んではいないが持病と障害持ちの身内がおり、時々食料調達や送迎のサポートが必要なため」「祖父母のいた実家を守らないといけないため」と続けました。「趣味を思い切り楽しめない」
父親、母親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「両親不在の日でなければ、趣味を思い切り楽しめないこと。友人と遠出をしたり、旅行に行けないこと。Amazonなどのサービスをしょっちゅう頼むと、無駄遣いしているのでは? と心配されること」と話し、さらに「(親が)在宅ワークを疑っているので、将来を心配されること」と悩みを吐露しました。
お金に関しては「自分の意志で退職し、在宅ワークを選んだので仕方ないが、退職する前と同じ金額の生活費を入れなければいけないこと」と教えてくれました。
転職を機に、主に経済的な理由から実家暮らしを選んでいる回答者。身内のサポートや実家の維持などに責任感を持つ一方で、両親との生活に不自由さを感じている様子もうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです



