All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、福井県在住・43歳女性のエピソードを紹介します。
この記事の執筆者:
福島 ゆき
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About NEWSでのライター歴は5年。
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回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:43歳女性職業:会社員
在住:福井県福井市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:両親不明、自分200万円
実家の間取り:1軒家4LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:なし交際費:2万円
毎月のお小遣い:5万円
毎月の貯金額:7万円
貯金総額:1000万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は18万7円です。そのうち、住居費の平均は2万6543円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた15万3464円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出る予定があるかどうか尋ねると、「なし」と回答。恋愛や結婚願望についても同様に「なし」と答えました。
「経済的なメリットが非常に大きい」
現在、実家暮らしを選んでいる理由は3つあると言います。「第一に、経済的なメリットが非常に大きい。家賃や光熱費、食費といった生活にかかる固定費を大幅に抑えることができ、その分を趣味や自己投資、将来に向けた貯蓄に回せるため、経済基盤の強化につながっている」とのこと。
「第二に、精神的な安定と家事の負担軽減。慣れ親しんだ環境と家族が身近にいることで、仕事などで疲れた時にリラックスしやすく、精神的な安心感がある。また、家事の一部を分担・任せられることで、自分の時間をより有効活用できる点も大きな理由」と言います。
「第三に、家族とのコミュニケーションの機会を大切にしたいという思い。特に両親が高齢になってきているため、近くでサポートし、日常の会話をすることで、家族の絆を深めたいと考えている」と話しました。
「親からの干渉」で葛藤に苛まれることも
父親、母親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「最も大きいのは、プライバシーや生活リズムに関する制約」と言います。「共同生活であるため、自分の友人を気軽に招きにくかったり、深夜の帰宅や朝早くの活動音が家族に気兼ねしてしまうことがある。また、部屋は確保されていても、リビングやキッチンといった共有スペースを使うタイミングで家族と調整が必要な場面も生じる」とのこと。
ほかにも「親との価値観や干渉の問題。金銭管理や将来のキャリア、交友関係などについて、親から意見やアドバイス(時には干渉と感じるもの)を受けることがあり、自立した大人として振る舞いたい自分との間で葛藤が生じやすい」と実家暮らしで生じる葛藤を吐露。
さらに「最後に、家事の分担です。家事を任せきりにしてしまうと自立心が育ちにくいと感じる一方、自分で全てこなそうとすると、実家暮らしのメリットである『負担軽減』が薄れてしまうため、バランスを取るのが難しいと感じています」と教えてくれました。
「生活費分担の適正値がわからない」
お金に関する悩みでは「生活費や食費の分担の適正値が分からず、家族間で納得のいくルール作りが難しい点。貯蓄はできるものの、親にどれくらい負担させるべきかという倫理的なバランスに常に悩んでいる」と話しました。経済的な面、精神的な面で安心感が得られ、高齢の両親をサポートできることから実家暮らしに大きなメリットを感じているという回答者。その一方で、“自立した大人でありたい”という思いから生じる葛藤を抱えていることもうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです
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