All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、北海道在住・33歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:33歳女性職業:フリーター
在住:北海道帯広市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:両親不明、自分100万円
実家の間取り:1軒家3LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:なし交際費:なし
毎月のお小遣い:2万円
毎月の貯金額:3万円
貯金総額:不明
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、34歳以下の女性の1カ月の平均消費支出は21万4719円です。そのうち、住居費の平均は5万711円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万4008円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出る予定があるかどうか尋ねると、「特になし」と回答。恋愛や結婚願望についても同様に「特になし」だと話してくれました。
「飼い犬のためにも実家から離れたくない」
実家暮らしを選んでいる理由は「在宅仕事で一人暮らしをする理由がなく、経済的にも実家暮らしのほうが貯金ができるため」とのこと。また「学生時代から犬を飼っており、犬の世話を担当しているので実家から離れたくないという理由もあります」と話しました。
「自立していないような肩身の狭さを感じる」
父親、母親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「普段は苦労に感じることはありません」と前置きしつつ、「親戚の集まりがあったときに同世代のいとこ達が全国各地で一人暮らしをしているのに比べて、実家暮らしの自分は自立していないような肩身の狭さを感じることが若干ストレスです」と教えてくれました。
実家暮らしをする上でのお金に関する悩みでは「金銭的に親に甘えられる状態なので、月の貯金額よりも支出金が上回ってしまうことが時折あること。倹約意識が弱くなってしまうことが悩みです」と話しました。
実家暮らしは、貯金ができて普段はストレスを感じることも少ないという回答者。その一方で、同世代のいとこと比べて肩身の狭い思いをしたり、親に甘えられる状況を後ろめたく思ったりすることも。経済的な安定面との間で葛藤している様子もうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです



