All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、愛知県在住・39歳男性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:39歳男性職業:自営業
在住:愛知県名古屋市
家族構成:父親、母親、自分
世帯年収:500万(自分500万)
実家の間取り:3LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:5万円交際費:1万5千円
毎月のお小遣い:1万5千円
毎月の貯金額:2万円
貯金総額:50万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万7902円です。そのうち、住居費の平均は2万6605円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万1297円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出るかどうか尋ねると「ありません」と、回答。恋愛や結婚願望についても、同じく「ありません」と言います。
親が高齢になり「同居がよい」と判断
実家暮らしを選んでいる理由は「親が高齢になってきており持病もあるため対応しやすい居住形態にしておきたいから。また、業務が在宅で完結するもののため経済的にも同居していたほうがよいと判断したから」と話し、「その上で同居に特に不都合が生じていないから」と続けました。「将来的なバリアフリー化の資金も視野に入れなければいけない」
父親、母親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「良くも悪くも生活習慣や活動時間を親とあわせざるを得ないため、業務上の連絡や友人との交遊時間に関しても少なからず制限がかかることがある」と言います。 そのため「食事に関しても流行りのジャンクフードやテイクアウトを食べる機会が少なく話題に乗れないことがある」と教えてくれました。
お金に関する悩みでは「基本的に自由になる部分が大きいが、親の老後や病状の事を気にしたかたちでの貯蓄や将来的なバリアフリー化の資金も視野に入れなければいけない」と話しました。
親の老いと向き合い、自ら「同居が良い」と判断した回答者。実家暮らしに経済的な面でメリットを感じつつも、親の状態の変化を見据えた資金を意識する姿勢に共感する人も多いのではないでしょうか。
※回答者のコメントは原文ママです



