All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、埼玉県在住・46歳男性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:46歳男性職業:会社員(運送業)
在住:埼玉県草加市
家族構成:母親、自分
世帯年収:約500万(母親年金、自分500万)
実家の間取り:2LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:4万円交際費:0~8万円(月により変動)
毎月のお小遣い:1~2万円
毎月の貯金額:なし
貯金総額:なし
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万7902円です。そのうち、住居費の平均は2万6605円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万1297円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出るかどうか尋ねると「自分的には仮住まいなので出来るだけ早く(出たい)」と、回答者。恋愛や結婚願望についても「あります」と答えています。
「今の環境が最も現実的」
実家暮らしを選んでいる理由は「仕事柄不規則な勤務が続き、自宅に戻った際に心身を落ち着ける環境が必要なため、現在は実家で暮らしております。一人暮らしも考えましたが、生活コストを抑えつつ家族を安心させられる今の環境が最も現実的で、仕事に集中できると判断しております」と教えてくれました。「自分の貯金計画と家の必要経費のバランス」
母親と同居している回答者。実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「実家暮らしは生活面の安心感がある一方で、自分の時間や行動が家族の生活リズムに影響されやすく、集中したい時に静かな環境を確保しにくいことがあります」とのこと。「また、仕事の疲れを持ち帰った際でも気を遣う場面が多く、精神的に切り替えが難しくなることも苦労のひとつです」と続けました。
お金に関する悩みでは「実家暮らしは生活費が抑えられる反面、家にどれだけ入れるべきか判断が難しく、働くほど負担を増やすべきか迷う場面があります。また、自分の貯金計画と家の必要経費のバランスに悩むこともあります」と教えてくれました。
回答者が「今の環境が最も現実的」と話した実家暮らしは、生活費が抑えられるという経済的メリットが大きい一方で、家族への気遣いから、自分自身の理想の貯金計画を遂行しづらいという葛藤もうかがえました。
※回答者のコメントは原文ママです



