All About ニュース編集部は、2025年11月20日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、広島県呉市在住・45歳女性のエピソードを紹介します。
この記事の執筆者:
All About ニュース編集部
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回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:45歳女性職業:パート
在住:広島県呉市
家族構成:親1人、自分
世帯年収:母150万円、自分150万円
実家の間取り:2LDK
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:3万円交際費:1万円
毎月のお小遣い:5000円
毎月の貯金額:ほぼほぼなし
貯金総額:ほぼない
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は18万7円です。そのうち、住居費の平均は2万6543円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた15万3464円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出るかどうかについては「出るとしたら、50歳」と打ち明けてくれました。
「一人っ子のため、面倒を見ないといけない」
実家暮らしを選んでいる理由を尋ねると「母親と生活していて、足腰に不調を訴えるようになる。病院の付き添いもあって、駆けつけられるようにしたい。一人っ子のため、面倒を見ないといけない」と、母の看病をしている旨を告白。また、「私も持病があり、別居をしたとしても、頼みやすい」とし、「用事を2人で、分け合ってる」と、支え合って生活している現状を話してくれました。
「12月から、仕事量を増やすか、副業も考える」
実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「自分の時間が持てない。自分が疲れた時に、かまってほしくない。もしものために、包括支援センターを利用してても、同居してるからできないサービスがある」と、吐露。お金に関する悩みでは「もう少し働きたいが、自分の持病が悪化すると、時給が減る。2カ月休職したため、生活費が不足気味。12月から、仕事量を増やすか、副業も考える」と、仕事について検討していることを明かしてくれました。
看病と自分自身の健康とのバランスを取りながら暮らす日々は、想像以上に繊細なものなのかもしれません。それでも互いを思いやりながら支え合う姿には、静かな強さが感じられました。
※回答者のコメントは原文ママです



