横浜DeNAの井納選手が横浜カラー・ブルーのツリーを点灯
横浜の商業施設・MARK IS みなとみらい(横浜市西区みなとみらい3-5-1)で横浜DeNAベイスターズのピッチャー・井納翔一選手がクリスマスツリーとイルミネーションの点灯を行った。集まったファン約800人の前にユニホーム姿で登場すると、拍手と歓声が沸き上がった。
同施設では「MARK IS Wishing Star Christmas~I ☆ YOKOHAMA」と題し、2017年の冬を彩るイベントを展開。星をモチーフとしたクリスマス装飾やブルーを基調とした電飾で館内が彩られる。1階 グランドガレリアに設置された「Wishing Star Christmas Tree」は高さ約8mで、ツリー正面のLEDストリングスユニットにプログラム制御された映像を映し出す、進化系イルミネーションを搭載したクリスマスツリー。1時間に2回、音と光のショータイム(「Wishing Star Christmas Treeバージョン」(毎時0分)と「横浜DeNAベイスターズバージョン」(毎時30分)の2種類)が行われる。12月25日(月)までの7:00~24:00に点灯する。
合わせて、同施設前の「グランモール公園 Bright Illumination 2017-2018」では、グランモール公園にある美術の広場のケヤキ並木に加え、ランドマークプラザとクイーンズスクエア横浜間の「ヨーヨー広場」にもイルミネーションが拡大。約23万球のLEDを使用した、みなとみらい21地区最大級の規模となる。ブルー、シャンパンゴールド、ホワイトの3色のイルミネーションが、ロマンチックに演出する。こちらは2018年3月14日(水)の期間中、16:00~24:00に点灯。
井納選手の「宇宙人キャラ」が随所に垣間見えたトークショー
予想外の言動が多い井納選手は、チームメートやファンから親しみを込めて「宇宙人」と呼ばれている。横浜DeNAベイスターズバージョンのショータイムの感想を聞かれ、「とてもきれいな青ですね。点灯期間中、また足を運びたいと思います。近すぎて見えなかったんで……(向こうの)ガラスに反射するところを見ていました。思った以上にキレイでした」と冒頭から宇宙人っぷりを炸裂すると、「どうりで! 井納選手、どこを見ていらっしゃるのかなと思っていました」と司会者が返すと、会場内は大爆笑。
「こういったイルミネーションを見るのは好きですか?」と聞かれ、「たまには見たいなと思うんですが、一緒に行ってくれる人があまり好きではないので……。どうにかして一緒に行ってもらえれば」と、ちょっと困った様子で明かした。
また、同施設に何度か来たことがあるという井納選手。チームメートのモスコーソ選手と食事や買い物に訪れたという。「オフにまた一緒にここへ来て、『このツリー、俺が点けたんだぜ』って自慢してください」と司会者が言うと、「いえいえ、今日、ここにいるみんなで点けたツリーなので……」と、やんわり訂正した。
「子どもが遊べる場所(3階 ボーネルンド あそびのせかい)があるとのこと。ウチの子が1歳2ヵ月になってようやく歩けるようになり、遊べる範囲が広がったので、今日行ってみようかと思ったのですが……、さすがに点灯式の前なのでやめました」と、家族みんなで訪れようとしたことを明かした。
自身は「ふがいない成績」ハマスタで日本シリーズできて「良かった」
2年連続でクライマックスシリーズ(CS)に、19年ぶりに日本シリーズに進出を果たしたチームについて、「僕自身は、2年連続でふがいない成績(2016年は7勝11敗、2017年は6勝10敗)だったのですが……。チームとしては、去年はCSで広島に敗けて、リベンジという気持ちを持ち、そこを突破して、日本シリーズという大舞台で試合ができたことは、選手全員、自信が持てたと思います。ファンの皆さんには、やっと横浜スタジアムで(日本シリーズの)試合を見せることができて良かったです」と今シーズンを振り返った。
先発し、自らのバットで決勝タイムリーを放ち、1-0で勝利をおさめた広島とのCSファイナル第3戦について「あの試合の前に、ルーキーの濱口(選手)がいいピッチングをしてくれたんで、自分が勝てば2勝2敗で並ぶなと。調子自体はよくなかったんですが、逆にそれがていねいなピッチングにつながって、(6回1死までの登板を)0点に抑えることができました。打席では、ベンチもファンの人も、『点が入らないだろうな』思ったでしょうが(笑)、僕自身も正直、そうでした。打った瞬間、菊池選手が捕るか捕らないか(というコース)だったので、『捕らないでくれ!』と。まだ試合は序盤(2回表に得点)でしたけど、ヒットになってくれて、うれしかったです」と、緊迫した試合の舞台裏を語った。
CSのマウンドは特別なものでしたかと問われ、「阪神戦は、敗ければ相手が有利になることは間違いなかったので緊張しました。最終的に突破できましたが(自分が投げた第1戦は)敗けてしまったので、悔いが残る試合のひとつです」と振り返った。
日本シリーズ「CSとは雰囲気違う。来季はセを制して、パを倒す」
パ・リーグの覇者・ソフトバンクと闘い、惜しくも日本一を逃した日本シリーズについて、「日本シリーズ経験者がほとんどいなかったので、みんな緊張したと思います。僕自身も、また初戦をまかされて、すごい緊張しました。投げる前は気持ちが高ぶってたんで気づかなかったんですが、投げ終わって冷静になって、CSとは雰囲気が違うな、と感じました」(井納選手)。
「日本シリーズでは緊張された雰囲気だったとは思いますが、福岡では美味しいものを食べられましたか?」との質問に、「福岡ならではの、もつ鍋を食べたぐらいですね」と答えた井納選手。「好き嫌いはないんですか?」と聞かれ、「テーブルに出されたものは、なくなるまで食べ続けますね」と即座に回答。「こう見えてお腹が出てるんで……オフにしっかり凹ませたいと思います」と、“大食い”であることを暴露した。
オフの過ごし方について、「12月中旬ぐらいまではボールに触らず、下半身強化や筋力アップのトレーニングを行いたい。年が明けて、キャンプに向けて肩を作っていければ……と、今のところは思っていますけど。ガマンできず、12月中旬ぐらいからボールを投げていると思います!」と話すと、会場内は笑いに包まれた。
声援やメッセージは選手に届き、励みになる
同施設では、2016年から横浜DeNAベイスターズを応援して横浜の街を盛り上げようとする「YOKOHAMA BLUE PROJECT」に取り組んでおり、その一環として、シーズン中に地下4階えきまえ広場に横浜DeNAベイスターズへの応援メッセージの展示が行われた。その一部メッセージは、DeNAベイスターズに寄贈されている。
「グラウンドではファンの人たちの声援が力になっていますけど、この(プロジェクトの)メッセージもしっかりと選手たちに届いていて、『がんばろう』という思いでプレーしています」(井納選手)
最後に「もう一度先発ローテーションに入れるよう、キャンプからしっかりトレーニングしていきます。(ローテーションに)入れたならば、二桁勝利をめざします。二桁勝利できなくても、自分自身で『いい内容だった』と思えるピッチングができればと思っています。チームとしては、セ・リーグで優勝して、日本シリーズに進出して、パ・リーグを倒す、できればホームで決めたいです」と、抱負を語ると、大きな拍手が沸き上がった。
MARK IS みなとみらい 1階グランドガレリアの「Wishing Star Christmas Tree」は、12月25日(月)までの7:00~24:00に、「グランモール公園 Bright Illumination 2017-2018」は2018年3月14日(水)までの、16:00~24:00に点灯する。
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