ラグビーワールドカップ2019・日本大会の開幕までちょうど3年となった20日、東京都内で日本代表選手のトークショーが行われ、同大会の認知度向上やファン層の拡大を目指して意気込みが語られた。
参加したのは、大野均、田中史朗、山田章仁、畠山健介、堀江翔太、アマナキ・レレイ・マフィの6選手。ゲストとして、元日本代表でラグビーワールドカップ2019アンバサダーの大畑大介さん、タレントの吉木りささんも登場。1年前の2015年9月20日に開催されたラグビーワールドカップ2015・イングランド大会での南アフリカ戦を振り返り、今後の日本ラグビーについてトークセッションが行われた。
ラグビーワールドカップ2015では、惜しくも決勝トーナメント進出は果たせなかったものの、優勝候補の南アフリカ代表を下すなど3勝を挙げる好成績。リオ五輪でも7人制ラグビー日本代表は4位と大活躍。日本に空前のラグビーブームが到来している中で迎える2019年のW杯について、田中選手は「多くの方がラグビーに興味を持っていただいている『今しかない!』ということを、プレーヤーやファンのみなさん、(ラグビー)協会が理解し、もっと協力し合えれば、世界が楽しんでくれるワールドカップになると思います」 と語った。
自身の出場に関して、大野選手は「3年後は41歳。グラウンドに立っている姿は想像できないが、自分の持っているもの全部をもって協力したいです」 と述べた。畠山選手は「桜のジャージーを着るのにふさわしい人間に年齢は関係ないと思います。南海の門田(博光)は40歳でも輝いていました。僕もそれにふさわしい人間になれるよう頑張りたいと思います」と意気込んだ。
堀江選手は「あと3年しかないので、一日一日どれだけ僕らがラグビーで成長するか。それとプラスアルファ、ファンのみなさんの力が必要になってくると思いますので、全員で頑張っていきましょう」と気を引き締めた。
公式サポーターズクラブが発足
トークショーでは、「ラグビーワールドカップ2019日本大会公式サポーターズクラブ」の発足が発表された。同クラブは、スポーツの祭典「ラグビーワールドカップ2019日本大会」を応援し、日本全国のサポーターが一丸となり、同大会をスポーツの歴史に刻まれるような大会にすることを目的に設立。サポーター登録すれば、ラグビーワールドカップ2019の最新情報、最新のチケット・イベント情報、会員限定情報などが掲載されたメールマガジンが無料で配信される。
■ラグビーワールドカップ2019日本大会公式サポーターズクラブ
ラグビーワールドカップ2019日本大会 開催までのスケジュール
ラグビーワールドカップ2019は日本全国、北海道から九州まで12会場で48試合、7週間にわたって開催される。ラグビーワールドカップ2019組織委員会・事務総長の嶋津昭氏によると、今後は以下のスケジュールで大会準備が進められる予定だ。
■2016年
- ラグビーワールドカップ2015日本大会の基本計画をまとめる
- 平成28年度補正予算にて会場整備の予算を計上、臨時国会での予算成立後に整備を進める
- キャンプ候補地を40ほどに選定
■2017年
- 組み分けの抽選会を京都にて開催(5月の連休明けの週)
- 抽選会での決定を受けて、各会場での試合内容を決定
■2018年
- チケット販売(年始め)
ラグビーワールドカップ2019 日本大会 概要
開催期間:2019年9月20日~11月2日
開幕戦:9月20日 東京スタジアム
決勝戦:11月2日 横浜国際総合競技場
試合会場
- 北海道札幌市[札幌ドーム]
- 岩手県釜石市[釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)]
- 埼玉県熊谷市[熊谷ラグビー場]
- 東京都調布市[東京スタジアム]
- 神奈川県横浜市[横浜国際総合競技場]
- 静岡県袋井市[小笠山総合運動公園エコパスタジアム]
- 愛知県豊田市[豊田スタジアム]
- 大阪府東大阪市[東大阪市花園ラグビー場]
- 兵庫県神戸市[神戸市御崎公園球技場]
- 福岡県福岡市[東平尾公園博多の森球技場]
- 熊本県熊本市[熊本県民総合運動公園陸上競技場]
- 大分県大分市[大分スポーツ公園総合競技場]