楽天モバイルが「月額0円」の廃止を発表したことで、KDDIの「povo2.0」やソフトバンクの「LINEMO」など、他社の格安プランへ移行するユーザーが増えているようです。
All About編集部が楽天モバイル利用者129人を含む全国1046人を対象に実施した「楽天モバイル」に関するアンケート調査によると、楽天モバイル利用者の34%が乗り換えを検討していることが分かりました。
具体的に、どのキャリアの料金プランが人気なのでしょうか。回答数が多かった、3つのプランを紹介します。※調査期間:5月16~23日
「povo2.0」(KDDI)
まずは、月額0円から利用できるKDDIの「povo2.0」。楽天モバイルが「月額0円」の廃止を発表した直後からTwitterでトレンド入りするなど、注目度が高い料金プランです。0円で利用する場合は128kbpsの低速データ通信と従量制の音声通話、SMSのみといった制限がありますが、有料の「トッピング」を追加することで、利用シーンに応じた柔軟な使い方ができます。
回答者からは「0円に近い運用ができる」(埼玉県、30代男性)、「周りで使ってる人が多く口コミも良さそうだから」(埼玉県、20代男性)、「以前KDDIを利用していたから」(東京都、40代女性)といったコメントがありました。
「ahamo」(NTTドコモ)
続いては、NTTドコモの「ahamo(アハモ)」です。月額2970円(税込)で20GBの高速データ通信が利用できる料金プラン。5分以内の国内通話料無料が付いています。6月には、月額1980円を追加することで80GBの通信量がプラスできる「ahamo大盛り」を提供開始予定です。
「dポイントが貯まるから」(東京都、30代男性)、「過去に利用していて電波も良好だったから」(岩手県、30代女性)、「知名度も高く、料金体系が強固に確立されているから」(山口県、50代男性)などの回答がありました。
「mineo」(オプテージ)
3つ目は、オプテージが提供するMVNOサービス「mineo(マイネオ)」。ドコモ回線のDプラン、au回線のAプラン、ソフトバンク回線のSプランに3つから料金プランを選択でき、料金はデータ通信の場合880円(1GB)~、音声通話+データ通信が1298円(1GB)~となっています。
選んだ人からは「安くて通信速度も早くて安定しているので」(京都府、20代男性)、「以前利用していたことと、パケット放題Plusがあるため」(三重県、50代男性)、「月々の料金がどの会社と比較しても一番安いから」(東京都、20代女性)などの理由が挙げられました。
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