
All About ニュース編集部では、2025年7月22〜23日の期間、全国10〜60代の男女250人を対象に、夏に行きたい「近畿地方の穴場秘境」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、夏に行きたい「京都府の穴場秘境」ランキングをご紹介します。
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2位:保津峡/54票
2位は、京都屈指の渓谷美で知られる「保津峡(ほづきょう)」。保津川(桂川)の両岸は深く切り込んだV字型の渓谷を成していて、断崖絶壁や岩場などのダイナミックな景観が続きます。竹林や四季折々の草花、アカマツ林など豊かな自然に囲まれ、雄大な自然美は古くから多くの文学、絵画作品に描かれています。夏目漱石の『虞美人草』では、保津川の深淵や激流を体験できる「保津川くだり」の様子が描かれていることでも知られています。回答者からは、「夏の京都は蒸し暑さが厳しいですが、保津峡ではその暑さを忘れさせてくれる涼やかな自然体験が楽しめる。渓谷を流れる保津川からの風や、木陰に包まれた遊歩道はまるで天然のクーラーのような心地よさで、トロッコ列車からは渓谷美を眺めながら風を感じられ、さらに保津川下りでは水しぶきと爽快感で暑さを吹き飛ばしてくれる」(20代女性/大阪府)、「保津峡は京都の中心地からアクセスが良いのに、自然豊かな渓谷美を味わえる穴場スポット。 夏は涼しい川沿いの景色が広がり、避暑地として最適です」(50代男性/東京都)、「四季折々の絶景を味わう事のできる素晴らしいスポット。保津川下りも楽しめます」(50代女性/愛知県)などの声がありました。
1位:貴船神社の滝/70票
1位は、水の神様をまつり、縁結びのパワースポットとして知られる「貴船神社」の本宮から奥宮までの間にある滝。滝に正式な名称はなく、夏は新緑に囲まれた滝から段々に流れ落ちていく水の音が響き渡り、涼を感じるスポットです。貴船川沿いに点在する料理旅館や茶屋が、夏季になると貴船川へ設ける食事席「川床」は、体感温度が京都市内よりも10℃ほど低いと言われ、美しい自然の中でおいしい料理を堪能できる京都の夏の風物詩として、毎年多くの人でにぎわいます。回答者からは、「貴船はパワースポットとしても知られており空気感が変わるといつも思います。神聖な場所で心がすっきりするから」(40代女性/奈良県)、「樹木に囲まれ、川の流れる音に癒されます。鞍馬につながる山道を歩くのもリフレッシュできて良いと思います」(40代女性/大阪府)、「川床の涼と神秘的な清流が夏に最高だから」(50代女性/兵庫県)、「貴船神社に訪れた事があったが、後日SNSで七夕のライトアップや貴船の川床の景色を知り、行きたかったと後悔したため」(20代男性/東京都)などのコメントが寄せられました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は6年。