【“介抱”で逮捕報道を弁護士が解説】
「それなりに踏み込んだ行為があった」
藤吉氏は「『介抱しただけです』不同意わいせつ未遂の疑いで会社員の男(56)逮捕 事件の報道を見て出頭」というニュースを引用し、「『触ろうとしただけで逮捕?』『誰も介抱できなくなる!』 このニュース、なぜか『善意のヒーローが誤解されて捕まった』って話にしたがる人が多い。けど、その前提がちょっとズレてると思うので、弁護士である私が解説する」と投稿しました。まず、未遂とは「服に手を突っ込もうとした、押し倒して服をめくろうとした」など「目的に向けた『具体的な行動が始まっている』ことが前提となる」と説明。「今回、未遂で逮捕されてるってことは、それなりに踏み込んだ行為があったってこと」だと言います。
また「出頭してるのに逮捕はやりすぎ」という声に対しても「これも現実とちょっと違う。出頭したから逃亡の恐れなしにはならない。本人が必死に『違うんです』と弁解してる時点で、おそらく被害女性の証言とあまりに食い違っていて、警察としては証拠隠滅や逃亡の可能性ありと見たのであろう」と見解を示しました。
「全部読んだけど結局憶測ばかり」
最後に「『これじゃ誰も介抱できなくなる』論」については「AEDみたいに命に関わるような話ならともかく、酔っ払って座り込んでる見知らぬ女性を、見ず知らずの男が密着して介抱する必要な場面って実際そんなにあるか?」「離れて声かければよくね?」と意見を述べ、「安易に『誤解された可哀想な男』という物語に乗っかるのも危うい。警察が動いた背景には、報道に出ていない証拠や供述があるから。慎重に見守りたい」と締めくくっています。コメントでは、「まさに私も同じ考えです」「わかりやすい」「読んだ上で改めて、申し訳ないが触らぬ神に祟りなしだと思いました」「酔っ払いの介抱で触るの意味がわからない」「慎重に見守りたいわりに、かなり独自の憶測が入ってる意見ではないでしょうか」「全部読んだけど結局憶測ばかりで時間の無駄だった」「これも『一つの感想』ではある」など、さまざまな声が寄せられました。