みんなでつくる党のスタッフ死去が正式発表される。「誹謗中傷という暴力が命を奪う現実を変えるため」

みんなでつくる党のボランティアスタッフ・岩井清隆さんは4月8日、自身のXを更新。遺書となるポストを投稿しました。(サムネイル画像出典:岩井清隆さん公式Xより)

みんなでつくる党のボランティアスタッフ・岩井清隆さんは4月8日、自身のX(旧Twitter)を更新。遺書を投稿していましたが、その後死去したことが明らかになりました。

【写真】岩井清隆さん死去

「岩井さんにはたくさんの仲間がいます」

岩井さんは「【遺書】(2025年4月8日) 下記は私の遺書の全文です」とつづり、“遺書”を掲載。「私、岩井清隆は、死地への旅立ちを決意しました。その理由や経緯についてまとめて、これをもって私の遺書、激烈なる抗議としたいと思います」「私が死を選んだ、選ばざるを得なかった最大の理由は立花孝志です。彼の存在と言動、行状が無ければ、決して死を考えることは無かったと断言します」などと経緯を説明しています。

最後には「死を目前に控えた今、実は心境は穏やかです。何らかのことをやり遂げられる安心感と、ようやっと悲痛な日々を終えることができる安堵感がそのような気持ちにさせているのでしょう」と、心境をつづりました。

コメントでは、「岩井さんにはたくさんの仲間がいます。いろいろと考えてしまうことはあるかもしれませんが、しょせんは、うだつの上がらない人間たちが言っていることです。人間として歩んできた道が全然違います。一度考え直してください」「お願いです。あんな奴らの犠牲にならないでください。いったん休憩してもう一度だけ考えなおしてみてください」「早まったことはしないで下さい。死は抗議ではありません」との声が寄せられていました。

「私たちは闘い続けます」

14日、公式Webサイト「チダイズム/選挙ウォッチャーちだい」は「岩井清隆さん、亡くなる」と題し、岩井さんの死去を報告。新聞記者の望月衣塑子さんは「ご報告と哀悼の意」と出した声明で「ただただ言葉がなく、深い悔しさと哀しみに包まれています」と悲痛な思いをつづりました。さらに、党代表の大津綾香さんは「誹謗中傷という暴力が命を奪う現実を変えるため、誰もが安全に声を上げられる社会を築くために、私たちは闘い続けます」と宣言しました。
 

次ページ
関連ポストを見る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • AIに負けない子の育て方

    教員の退職者増加の中、「ふきこぼれ教員」は日本の教育を改革する先駆者になれるのか

  • ヒナタカの雑食系映画論

    【ネタバレ解説】『片思い世界』が賛否両論になった8つの理由。特殊な設定なのに“説得力”がないワケ

  • どうする学校?どうなの保護者?

    9割の保護者が「憂うつ」と答えたPTAクラス役員決め。ムリに役員をやらされないための1番の方法は?

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    2025年5月末に運転開始! 西武鉄道8000系「サステナ車両」を徹底解説【豆知識10選】