
「All About」インターネットサービスガイドのばんかが解説します。
(今回の質問)
うっかりしていて、iPhoneを時々落としてしまいます。落としたあと、故障しているかどうかを確認するにはどうしたらよいでしょうか?
(回答)
iPhoneを落としてしまったあとは、見た目のチェックだけでなく、タッチ操作・カメラ・音声・通信・センサーといった各機能を一通り確認することが大切です。気になる症状がある場合は、Apple サポートに相談して診断を受けるのも手段の1つ。
落下したときに起こりうること
Appleの紹介では、耐久性に優れているとされるiPhone。しかし、強い衝撃にはやはり弱い部分もありますし、状況や当たりどころによってもダメージが変わります。落下によって起こり得るトラブル・不具合の例としては、以下のようなものが考えられます。
・画面割れ、背面ガラスのひび
・液晶や有機ELディスプレイのにじみや表示の乱れ
・タッチ操作の反応不良
・カメラのズレやピントの異常
・スピーカーやマイクの音質の変化
・Face IDの認証エラー
・内部パーツやセンサーの物理的損傷
・SIMカードやモバイル通信の不具合
外側から見て問題がなくても、内部のセンサーや基板にダメージがある場合もあります。そのため、一つひとつ問題がないかを確認する必要があるといえるでしょう。
故障していないかどうか確認する方法
iPhoneを落としたあとは、以下の順番で各機能が正常に動作するかチェックしてみましょう。外観チェック
まずは画面や背面にひび割れがないかを目視で確認します。フレームにゆがみがないか、レンズに傷がついていないかなども見ておきたいポイントです。基本操作の確認
以下のような基本操作が問題なく行えるか確認しましょう。・画面のスワイプやタップが正しく反応するか
・カメラが起動し、ピントが合うか
・スピーカーやマイクが正常に動作するか(音楽再生や通話などで確認)
・Face IDまたはTouch IDが使えるか
センサーや通信機能の確認
加速度センサーやジャイロセンサーに異常があると、画面の自動回転が効かなかったり、歩数計が正しく動作しなくなることもあります。BluetoothやWi-Fi、モバイル通信の接続状態もあわせてチェックしておくと安心です。基本操作や各種センサー・通信機能を確認して不具合が確認できた場合は、iPhoneを一度再起動してみてください。ソフトウェアの不具合が原因であれば、再起動するだけでおおよその不具合は解消されます。もし再起動しても改善が見られない場合は、ハードそのものの不具合が考えられます。
また、Appleのサポート窓口では、iPhoneの状態をリモートで診断してもらうことが可能です。内部センサーの異常やバッテリー状態など、ユーザーでは確認しきれない部分もチェックできるので、不安が残る場合は利用してみましょう。
落とした際にやってはいけないこと
落下直後には避けるべきNG行動もあります。以下のような行為は避けるようにしましょう。強く振る、叩く、押し込む
ダメージをさらに追加して与えてしまう危険があります。ひびが入った画面をそのまま操作
指をけがする可能性や、破片が内部に入り込むリスクがあります。濡れた布や液体で掃除する
小さな亀裂から水分が侵入し、さらなる故障につながることが考えられます。また、落とした直後には問題がなくても、1〜2日後に不具合が現れるケースもあります。しばらくは注意深く様子を見るようにしましょう。
この記事の筆者:ばんか
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。
月間50万PVを達成している「あなたのスイッチを押すブログ」を運営するブロガー。iPhone・Mac・Evernoteなど、ITサービスやガジェットの使い方を取り上げ、ビジネスやライフスタイルを楽しく便利にするヒントを紹介している。本業はホームページ制作会社のディレクター。