All About ニュース編集部は2024年10月28日~2025年2月13日の期間、全国の10~70代の男女196人を対象に「横浜18区」についてのアンケートを実施。「おしゃれなベーカリーがある(ありそうな)区」ランキングの結果を紹介します(画像は筆者撮影)。
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第2位:青葉区
第2位は、美しが丘(たまプラーザ)やあざみ野といった高級住宅街を擁する青葉区でした。横浜18区の中でも屈指のベーカリーの激戦区といえます。
回答者からは「青葉区は住宅街が多く、こだわりのあるベーカリーが点在しています。『ベッカライ徳多朗』は特に人気で、天然酵母を使用したパンが美味しく、地元の人にも愛されています」(40代男性/東京都)、「中区もいいお店はあるのですが、青葉区の方がリーズナブルで美味しいお店がある気がします」(50代女性/神奈川県)。「近くに住んでいて、実際美味しいパン屋さんが多くあるので」(30代女性/東京都)という声が上がっています。
第1位:中区

第1位は中区でした。元町周辺を中心にパンの名店がひしめく中区は「近代のパン発祥の地」でもあります。1859年に欧米諸国との貿易がはじまると、幕府は現在の日本大通りに外国人の日用食料品街を建てました。その一画で内海兵吉は1860年、フランス人にパンの製法を習って「パン屋」を開業。これが現代日本人の日常生活に続くパン食文化の始まりとされています。

その後、イギリス人クラークのパン屋「ヨコハマベーカリー」が登場。ここで修業した打木彦太郎が1888年に開業したのが、「横浜ベーカリー宇千喜商店(現 ウチキパン)」です。ホップの発酵種を使用したイギリス流の山型食パン「イングランド」を今に受け継いでいます。
全国展開しているベーカリーチェーン店「ポンパドウル」も元町で創業し、現在も本店があります。

回答者からは「元町付近にパン屋さんがたくさんあるため選びました。有名店ですがブラフベーカリーさんのパンはとても美味しいです」(40代女性/兵庫県)、「創業が長い老舗と新しい店とどちらもあるから」(50代女性/富山県)、「テレビやSNSで、元町はベーカリーの激戦区というのを見たし、ネット検索すると有名なパン屋さんも出てくるからです」(30代女性/東京都)という声が上がっています。
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※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。