「彼はアメリカを軽視した」トランプ氏、ゼレンスキー氏へ「和平を受け入れる準備できていない」と声明

アメリカのドナルド・トランプ大統領は2月28日(日本時間3月1日)、自身のSNSを更新。直前に行われたウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談を終え、声明を発表しました。(サムネイル画像出典:Jonah Elkowitz / Shutterstock.com)

出典元: Jonah Elkowitz / Shutterstock.com
画像出典:Jonah Elkowitz / Shutterstock.com

アメリカのドナルド・トランプ大統領は2月28日(日本時間3月1日)、自身のSNSを更新。直前に行われたウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談を終え、声明文を公開しました。

【全文:トランプ氏、ゼレンスキー氏への声明】

激しい口論となった首脳会談

同日、ホワイトハウスの大統領執務室で行われた、ウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談。冒頭の1時間程は報道陣にも公開されました。和やかな雰囲気で進められていた会談は、ゼレンスキー大統領がバンス副大統領にアメリカのロシアに対する外交姿勢について疑問を呈したことで空気が一転。トランプ大統領とも激しい口論となり、会談後に予定されていた共同記者会見などは、すべて中止となりました。

トランプ大統領は、アメリカのSNS「Truth Social」を更新し、その内容を自身のX(旧Twitter)にも投稿。「本日、ホワイトハウスで非常に有意義な会談が行われました。このような激しい攻撃とプレッシャーの下で会話をしなければ決して理解できない多くのことを学びました。感情を通して出てくるものは驚くべきものです」と切り出しました。

「彼は和平を受け入れる準備ができていない」

さらにゼレンスキー大統領について、「和平を受け入れる準備ができていないと判断しました」とし、その理由を「ゼレンスキー大統領は、アメリカが関与すれば交渉で大きなアドバンテージが得られると感じているため」と指摘。さらに、「私が望むのはアドバンテージではなく、和平です。彼は、アメリカ合衆国の大切な大統領執務室でアメリカを軽蔑しました。和平を受け入れる準備ができたら戻ってきてください」と締めくくりました。
次ページ
トランプ大統領のXへの投稿
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    わが社で中居問題が発生! 被害者に「会社は守ってくれない」と言われないために、会社は何をすべき?

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『ナタ 魔童の⼤暴れ』はなぜ最も売れたアニメ映画になったのか。見る前に知ってほしい3つのこと

  • 世界を知れば日本が見える

    編集長を誤って招待→アメリカの軍事情報が流出。暗号化アプリ「Signal」でなぜこんな事態になったのか

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    「ガラガラ」は初日だけ? ついに始まった「中央線グリーン車」の車内の様子を調査&リポート