
もし友人がBANされて、アカウントを貸してほしいとお願いされたら、貸してもいいのでしょうか。「All About」フリマアプリガイドの川崎さちえが解説していきます。
(今回の質問)
友人がメルカリのアカウントを削除されてしまいました。私のアカウントを貸してほしいというのですが、貸してもいいのでしょうか?
(回答)
メルカリの禁止行為には、「他人のアカウントを利用すること」が記載されています。今回の場合も、友人が他人のアカウントを使うことになるので、ルール違反になるでしょう。友人は、どうしてアカウントが削除されたのか、きちんと原因を考える必要がありそうです。
以下で詳しく解説します。
他人のアカウントを使ってはいけない
今回の件では、アカウントが削除された友人が、他の人のアカウントを使ってメルカリで出品や購入をしようとしています。しかし、そのような行為はメルカリの禁止行為に当たるため、絶対に使わせてはいけません。アカウントに関しては以下も禁止されています。
・1人のユーザーが複数のアカウントを所有すること
・他人になりすまして取引をすること
・アカウントの譲渡や売買をすること
要するに、メルカリの取引は必ず自分のアカウントで行う必要があるのです。
アカウント削除された理由を考えるべき
メルカリのアカウントが削除されるということは、重度のルール違反をしたと考えられます。普通は警告を受けて、それでもやめなければ数日のアカウント停止のペナルティになります。多くのユーザーはアカウント停止になれば反省をして、次からはルール違反をしないようにするのですが、それでも違反をしていたから強制退去=アカウント削除になったのでしょう。メルカリ側の警告を無視して違反を続けたということですから、友人のユーザーとしての姿勢に問題があると筆者は思います。
もし新しくアカウントを作ることができたとしても、同じような違反をする可能性もあります。ルール違反ではありますが、仮に友人にアカウントを貸して何らかの禁止行為をする可能性を考えると、自分へのリスクも考えられるため、やはり貸してはいけないものと言えます。
友人との関係性を考えると貸した方がいいのではと思うかもしれませんが、自分のアカウントを守るためにも断固拒否をしましょう。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。