高知県版「住みここち(自治体)」ランキングは、高知県に住む20歳以上の男女を対象に調査を実施し、2020〜2024年の回答3882人分を累積して集計(一部の回答のみ2019年を追加)。回答者が50人以上の自治体を対象としています。
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2位:高知市
2位は、高知市。県の中南部に位置する県庁所在地です。初代土佐藩主・山内一豊と妻・千代がいしずえを築いた街のシンボル「高知城」は、日本で唯一天守と本丸御殿の現存する城で、重要文化財に指定されています。市民の足として路面電車が市内を走り、300年以上の歴史を持つ土佐の「日曜市」は毎週開催。8月には、世界的に有名な「よさこい祭り」が盛大に開催され、全国各地から多くの人が訪れます。実際の居住者からは、「子供と生活しやすい。例えば散歩しやすい道があったり、近くに子供が安心して遊べる公園があったり。また近くにスーパーやドラッグストアがあるので、急な物入りの時も慌てず散歩がてら行けるので大変満足しています」「地方都市の中心部に位置するため、高望みさえしなければ、近くに何でも揃っていて非常に生活がしやすい。太平洋の海に割と近い地域なので夏場は気温の割には暑く感じにくい、特に夕方以降夜間はすずしい。冬場の冷え込みもひどくない」「近くにすぐに買い物ができる場所がある。比較的都市部に近いため自転車での移動が可能。近くに駅もあり、仕事場にも近い。人通りが少ない」などの声が集まりました。
1位:吾川郡いの町
1位は、吾川郡(あがわぐん)いの町。県の中央部に位置し、高知市や愛媛県の西条市に隣接。高知市と隣接する市街地は特に人気のエリアで、高知市のベッドタウンとして発展し、県内の町村の中で最も人口が多い街としてにぎわいます。「仁淀ブルー」で有名な水質日本一の清流「仁淀川(によどがわ)」をはじめ、美しい自然景観に恵まれ、土佐和紙発祥の地としても知られています。JR、路面電車、高速道路ICなど交通の利便性も高く、前年のランキング2位から1位に浮上しました。実際の居住者からは、「自然が近い。風景が綺麗。混雑さが無く落ち着いて暮らせる。ちょっとした買い物に利用できるコンビニが徒歩圏内に有る」「自然がいっぱいで、海、山、川どれをとっても素晴らしい」「車さえあれば、県外に出るにも高速道路の乗り口下り口も近く、10分ほどあれば隣の県庁所在地まで出られるので、習い事にも通いやすい」などのコメントが寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。