四国版「住みここち(自治体)」ランキングは、四国エリア(徳島県・香川県・愛媛県・高知県)に住む20歳以上の男女を対象に調査を実施し、2020〜2024年の2万3155人の回答を累積して集計(一部の回答のみ2019年を追加)。回答者が50人以上の自治体を対象としています。
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2位:愛媛県松山市
2位は、愛媛県の松山市。約50万人と四国地方最大の人口を誇る、愛媛県の県庁所在地です。2023年に松山市寄贈100周年を迎えた「松山城」を中心に発展してきた旧城下町で、日本最古の温泉の1つ「道後温泉」も有名です。現在も駅前広場や複合商業施設などの大規模再開発が進行中で、歴史や文化を感じる穏やかな街並みと都市機能との両立が人気を集めています。実際の居住者からは、「徒歩圏内にはショッピングセンターなど大きな商業施設はないが買い物に困ることもないし、一番の文教地区で若者が多く活気がありつつ昔からの静かな住宅街もあり病院も多い。また全国的に有名な温泉もあり賑わっている。緑も多く住みやすい。地元ではここに住んでいると言うと少し羨ましがられる。ウォーキングや散策が楽しい」などの声がありました。
1位:香川県綾歌郡宇多津町
1位は、香川県の綾歌郡宇多津町(あやうたぐんうたづちょう)。瀬戸内海に面した県のほぼ中央に位置し、東は坂出市、西は丸亀市と隣接する香川県内で最小面積の街です。臨海部は塩田の跡地を開拓して生まれた街で、高さ158メートルの「ゴールドタワー」をはじめ、中・高層マンションや観光・商業施設の建設が進行。街並みが整備されて人口増加率も高く、活気に満ちています。一方で、四国八十八ヶ所霊場の第78番札所「郷照寺(ごうしょうじ)」など歴史ある観光名所や、港町として栄えた古い町並みも残ります。実際の居住者からは、「現代の生活に合った、充実したまちづくりをしているのと同時に、古い町並みも大事にしていて、歴史文化もきちんと継承されている。学校の環境も、柔軟でとても心地良い。先生方には感謝しかない。遊歩道や公園などもとても充実していて、すれちがう地域の人達と、気軽に挨拶を交わせる。人も土地も、とてもあたたかい」などのコメントがありました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。