「All About」ガイドで、白物家電やデジタルガジェットに詳しく、企業のPR戦略やPR支援も行うコヤマタカヒロが回答します。
(今回の質問)
エアコンに「自動掃除機能」があれば、自分では掃除をしなくてもよいですか?
(回答)
自動掃除機能があっても定期的なメンテナンスは必要です。
定期的なメンテナンスが必要です
エアコンにはいくつかの自動掃除機能が搭載されています。最も基本となるのがフィルターの自動掃除機能です。エアコンを終了したときにフィルターに付着したゴミはホコリをブラシなどでかき取って除去するこの機能は、専用のダストボックスに貯めるタイプと、配管を通して屋外に排出するタイプに分けられます。ただし、フィルターに付着したホコリ取りはしてくれますが、基本的にやってくれることはそれだけなので要注意。リビングに設定したエアコンなどの場合は料理で発生した油汚れが付着することが多いため、これらは別途、掃除する必要があります。また、タバコを吸う場合もヤニが付着するので別途、掃除が必要。ダストボックスの定期メンテナンスも大切です。
加えて、月に1回はフィルターを水洗いするのがおすすめ。また、熱交換器やファンをきれいにするために、数年に一度、専門のクリーニング業者に掃除を依頼するといいでしょう。
注目の自動掃除機能も?
このように、自分で全く掃除をしなくていいわけではないですが、自動掃除機能は近年さらに進化を見せています。注目を集めているのが日立の「白くまくん」シリーズが採用している「凍結洗浄」です。これはエアコン内部の熱交換器に付着した水分を凍結させて汚れを浮かし、大量の水で洗い流す機能。また、ファンを加熱することで油分とくっついて固まったホコリなども溶かして落とすヒートプラス機能も用意。この凍結洗浄機能は室外機でも利用できます。
この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。