長谷川博己さんが主演するドラマ『アンチヒーロー』(TBS系)。5月5日放送の第4話では、長谷川さん演じる“アンチな弁護士”明墨が抱く真の目的に迫る展開に。ストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第4話のあらすじ
明墨(長谷川博己)は東京拘置所で服役中の志水裕策(緒方直人)に面会。志水は12年前に千葉県で起きた糸川一家殺人事件の死刑囚として服役中。「毎月の手紙をやめてください。静かに死にたいんです」という志水に、明墨は「私があなたを必ず無罪にする」と宣言。
一方、明墨は千葉県で発生した連続不同意性交被害事件の弁護を、前任弁護士を脅してまで奪い取ります。志水への面会を尾行して知っている赤峰(北村匠海)は、これまでの裁判でも検察側や政治家の闇を暴いてきた明墨には、何か別の目的があるのではないかと推理。そんな考えを肯定するように、明墨は3件目の被害者と警察が結託して偽証した可能性を指摘します。
明墨が真にターゲットにしていたのは、千葉県警の刑事部長・倉田(藤木直人)。倉田は実は赤峰の同僚弁護士・紫ノ宮(堀田真由)の実父であることが判明。紫ノ宮は、12年前の糸川一家殺人事件から父の様子が変わり、その頃、実家に訪れてきた検事時代の明墨と倉田が口論する姿を目撃していました。
その後、明墨から事務所に誘われて今に至る紫ノ宮は、倉田の娘である自分にコマとして利用価値があるからだと考えます。赤峰と紫ノ宮が明墨の真の目的に気付きはじめる中、明墨は検事正・伊達原(野村萬斎)と料理屋で密かに対峙(たいじ)しており――。
アンチ弁護士・明墨の真の狙いとは?
明墨が罪を犯した者すらも無罪にしてきた理由がどこにあるのか、その根本となった事件が糸川一家殺人事件である可能性が浮上。赤峰と紫ノ宮がなぜ明墨の事務所に導かれるようにやって来たのかも徐々に明かされてきました。
ここにきて改めて気になるのが、明墨と伊達原検事正の関係。そして、明墨と志水の過去に一体何があったのか。第1話で緋山(岩田剛典)を無罪にした理由も、明墨の壮大な計画の一部なのでしょうか。
X(旧Twitter)では、「4話繋がり始めた…」「展開早くていいね!個々の出来事が全部繋がっていておもしろい」「ここにきて姫野検事の『何故あの男は緋山の弁護を名乗り出たんですかね』が胸にくる…」「ついに長谷川博己と野村萬斎が対面。野村萬斎ますます悪役感が出てきてすごい」「これから過去の事件の真相が分かって色々繋がっていくのが楽しみ」などのコメントが寄せられています。
第5話では、明墨と伊達原検事正の関係、明墨の志水との真実も明かされる模様。さらに、明墨が緋山を無罪にした理由が見え始め――。ちりばめられた要素がどう繋がっていくのか注目です。
『アンチヒーロー』あらすじバックナンバー
・第3話・第2話
・第1話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。