二ノ宮知子さんの大ヒット漫画を原作として、2006年にフジテレビ系で連続ドラマ化された『のだめカンタービレ』。高い視聴率を記録した作品で、多くの魅力的な俳優が出演しました。2023年にはミュージカル化も実現し、再び話題を集めています。
All About ニュース編集部は10月5~19日、全国20~60代の135人を対象に『のだめカンタービレ』に関するアンケート調査を実施しました。今回はその中から、ドラマ『のだめカンタービレ』で演技がうまいと思う俳優ランキングを紹介します!
2位:玉木宏
2位を獲得したのは、主人公の千秋真一を演じた「玉木宏」さんです。玉木さんは、1998年に俳優デビューし、映画『ウォーターボーイズ』や、NHKの連続テレビ小説『こころ』などに出演。
端正なルックスで注目を集めていた玉木さんですが、『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)への出演で本格的に大ブレークをはたします。千秋は、世界的な指揮者を目指すエリート音大生で、イケメンな上に楽器の腕前も一流。フランス語、ドイツ語、英語という3ヶ国語を使うなど、完璧人間として描かれます。
近寄りがたい雰囲気がありながらも面倒見がよく愛されている千秋を、玉木さんは抜群の演技力で表現。この作品で実力が認められ、その後は『極主夫道』(日本テレビ系)、NHKの連続テレビ小説『あさが来た』などで活躍します。
現在は、映画『沈黙の艦隊』に出演中で、さらに2024年1月19日公開する『ゴールデンカムイ』に鶴見篤四郎役で出演予定です。
回答者からは、「役が自然で実写化しても違和感ないため」(30代女性/神奈川県)、「どんなシーンにも役柄の芯をブレることなく演じられていたから」(50代男性/佐賀県)、「寡黙な役なイメージだけど、こういうおちゃらけたのもやるんだと意外だったしそれも似合ってたから」(20代女性/愛知県)などの意見が寄せられました。
1位:上野樹里
1位を獲得したのは、同じく主人公の「のだめ」こと野田恵を演じた「上野樹里」さんでした。上野さんは、2003年に映画『ジョゼと虎と魚たち』でデビューし、2004年に公開された初主演映画『スウィングガールズ』が大ヒットを記録。「第28回日本アカデミー賞」の新人俳優賞などを受賞し大きな注目を集めます。その勢いのままに『のだめカンタービレ』に出演し、難しい役の「のだめ」を担当。
明るい性格で天才的なピアノの才能を持つ「のだめ」ですが、掃除ができず汚部屋に住み、常に金欠状態で「ぎゃぼー!」が口癖の変わったキャラです。ほんわかとした普段の姿と、演奏に入ると抜群の演奏力を見せる2面性を上野さんは見事に演じきりました。
ドラマのヒットでさらに人気を獲得した上野さんは、2011年にNHKの大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』で主演を担当。その後もさまざまな作品に出演し、日本を代表する俳優に成長します。
2023年10月からは、ミュージカル作品の『のだめカンタービレ』で主演を担当。12月1日には主演映画『隣人X 疑惑の彼女』が公開される予定です。
回答者からは、「不自然じゃなく、のだめの世界観を再現していた」(30代女性/東京都)、「のだめの役は難しそうだけどとてもうまかった」(20代女性/埼玉県)、「憑依しているのかと思うほどハマっていた」(30代女性/兵庫県)などの意見が寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。