おなじみの「ポッキー」にはいろいろな種類がありますが、この「ポッキー女神のルビー」は高級感ある筒型の外箱にこんな文字が書かれています。
「大切な人と華やいだ時間に」「赤ワインと楽しむ大人のマリアージュ」
つまり、赤ワインと一緒に楽しむために開発されたポッキーなのです! ちょっと驚きましたが、ワイン関係の仕事に携わる筆者としてはなんだかとってもうれしくなりました。
「ポッキー女神のルビー」が赤ワインに合うわけ
では、ほかのポッキーと何が違うのでしょうか? ポッキーそのものを見ただけでは分かりませんが、こだわりポイントとしてこう記されています。
「太めのプレッツェル 2種のチーズを練りこみ、アクセントに黒胡椒、クローブを練り込みました。」
「香るビターチョコ 3種のベリーの豊かな香りを漂わせた甘さ控えめのチョコレートです。」
そして、この開発にはどうやらマリアージュの達人が関わっているようです。
それはサントリーワインカンパニーのシニアソムリエ、柳原亮さん。達人のマリアージュが楽しめるということで、さらに興味がわきます。
赤ワインの色合いを表現するときに、「ルビー色」という言葉をよく使いますから、ネーミングもバッチリですね。
「ポッキー女神のルビー」と合わせたい赤ワイン
このままでも十分に美味なのですが、やはり赤ワインと合わせたいところ。ベリーの香りが華やかなので、同じようにベリー類の香りがする赤ワインとの相性が良いだろう、という予測ができます。ラズベリー、ストロベリー、ブルーベリー。こういった香りの共通項があるタイプで試してみました。
ベリー類が香り、フレッシュで、少し冷やしめでもおいしく飲めるタイプ、つまり渋み成分のタンニンがあまり強くない赤ワインがとてもよく合いました。香りの相乗効果があり、「ポッキー女神のルビー」もワインも進みます!
ただ、力強いタイプの赤ワインで酸味やタンニンがしっかりしている場合は、「ポッキー女神のルビー」の味を感じにくく、甘さ控えめといってもチョコレートの甘味がワインの味わいを邪魔してしまったりする可能性があるので要注意です。
ちなみに、昔は「赤ワインは常温で」とよく言われていましたが、最近は赤ワインでも少し冷やして温度調整するのが普通になりました(もちろんワインセラーがあれば問題ないですが)。それに軽めの赤ワインなら冷蔵庫でしっかり冷やして飲んでもよいぐらいで、最近のトレンドの1つでもあります。
自宅でのちょい飲みや友人宅でのパーティーのプチおもたせに
さらに、お友達の家でご飯会という機会があれば、「ポッキー女神のルビー」を持っていったら喜ばれそうだなぁ、と思っているところです。
これから日本のワインの新酒も出てきますし、11月にはボージョレ・ヌーヴォーも届きます。こういった若々しい赤ワインに合わせてみてもよいですね。ぜひ試してみてください!
【関連リンク】
ポッキー女神のルビー